大宮妄想です。
自己満足の世界です。
皆さんのイメージと異なっててもスルーしてください
文章は拙いけど気にしないで下さいませ



王宮


「カズく〜ん」

「マサキ、どうしたの?」

「遊びに来た〜♪」


遊ぶとこじゃないんだけど・・・

特に遊ぶものなんてないから王宮内を散歩した

あ・・・この池・・・

智様と初めて会った場所・・・

 
「カズくんさ、ここで必ず止まるよね?」


よく見てるね・・・


「ここで初めて智様にお会いしたんだ」

「んんっ?それってカズくんが最初に飛び出した時?」

「な、んで知ってるの?!」


俺、一言も言ってない・・・


「俺も後で智様から聞いたんだけどね、智様、暇な合間を縫って見回りしてたらしいよ。それをねずっと続けてたんだって。ショウとジュンの事を勿論信用してるのが前提なんだけど、皆がね心配だからって。あの日もねショウからの報告を聞いて様子を見に来てたんだって」


・・・だから智様はご存知だったの?


「そなたの来た時間から考えると、もう終わってる」


智様はそう仰った・・・

あれは・・・偶然じゃなかったの・・・


「マサキは、いつから知ってるの?智様の事」

「カズくんの伽の日だよ。陛下がいらした後、智様がいらっしゃったんだ。その時に教えてくれたんだよ。因みにね、火の中から俺とカズくんを助けてくれたのも智様だよ。入ったはいいけど、出れなくて。あはは♪」


智様が・・・?


「ど、どうして?智様一言も・・・」

「ん〜。照れ屋?」


それは絶対違うと思う・・・

ずっと智様はこれを続けてらっしゃったのか

屋敷の皆が智様を敬う気持ちがよくわかる

俺は何を返せるかな・・・

池を覗くと以前とは違う俺がいる

そして・・・俺の後ろに智様・・・

えっ?

振り返ると智様がいらっしゃった

あれ?マサキは??


「何をしておる」

「いえ・・・マサキと散歩してたんですが」

「私に気づいてどこかへ行ってしまった」

「・・・あの、智様?」

「ん?」

「智様は王になられたのであれば、お世継ぎが、必要でございましょう?何故、後宮を廃止されたのですか?」

「後宮など必要ない。側にいるのは一人でよい」

「で、では、お妃様を、迎えねば・・・」

「カズナリ。私は申したはずだ。抱くのはそなただけだと」

「で、ですが、私は、男ですし、子を、成せません。お世継ぎがっ」

「その件は問題ない」


えっ・・・?