大宮妄想です。
自己満足の世界です。
皆さんのイメージと異なっててもスルーしてください
文章は拙いけど気にしないで下さいませ





リュックにして正解♪

楽チン♪

智に持たせなくて済むし、両手も空くし♪

暫く歩いてると潤が来た


「おはよー♪お前らほんと仲良いな~♪」

「歩いてるだけなんだけど?」

「雰囲気を言ってんだよ!」


どんな雰囲気よ?

そのまま三人で学校に向かってると



キキーッ!!

ドーン!!


 
大きな車のブレーキ音と

車が何かに激しくぶつかる音



「ぁ・・・」

「なんかすげぇ音したな?!」


その音で俺の記憶がフラッシュバックした


「っ・・・うっ、ぅ・・・」

「和也!」


俺はボロボロ涙を流していた


「おい!どうした?!」

「俺だけっ・・・俺だけっ・・・っ・・・」

「和也。落ち着け。潤、松葉杖持って」

「ああ」


泣いてる俺を智がギュッと抱きしめてくれる


「智ッ・・・お父さ、と・・お母、さが・・・っ、俺だけッ・・・俺だけッ・・・ふ、ぅ・・・」


「うん。和也を守ってくれた。無事で喜んでる。俺がいる。和也は一人じゃない」

「うっ、ふっ・・・ひっく・・・うっ・・・」


智にしがみつき泣いた・・・

あれから2年・・・

俺の中ではまだ最近の出来事のよう・・・

学校以外はあまり外に出ないから

事故に遭遇することはないけど

事故のニュースを見て

うまく呼吸ができなくなった時があった・・・

だから智の家では朝テレビがついていない

俺のために・・・



・・・・・

・・・・・

・・・・・



「っ、智、ごめん・・・も、大丈夫・・・」


自分でも・・・ビックリだ・・・

2年経って平気になったと思ってたけど・・・

全然ダメだ・・・


「1限目は保健室に行くか?」

「ううん・・・大丈夫。ごめん・・・」


俺の事情を潤は知ってる

まあ、クラスの皆も知ってるんだけど

でも人前でこうなったことはない・・・


「和也。無理しないでよ?」

「ん。大丈夫・・・大丈夫だよ・・・」



もう少し時間がかかるかな・・・

嫌な記憶って鮮明・・・


ハッキリ覚えてる・・・

ぶつかる瞬間は

見えなかったからわからないけど・・・

ぶつかった・・・後とか・・・

両親の姿が目に焼き付いてる・・・


ああ・・・ダメだ・・・

考えたらダメ・・・

目が熱くなる・・・

心配・・・かけてしまう・・・



  俺がいる。和也は一人じゃない



・・・・・ふふ

魔法の言葉だよね

ほんと・・・

いつもそばにいてもらって・・・

申し訳ない・・・

俺がこんなだから

心配してくれてるから

智は恋人の一人もできないのかな・・・



いや、それはさすがに自惚れか



もっと・・・しっかりしないと・・

そんな事を考えてたら

智が心配そうに俺の顔をのぞき込んだ


「和也?」

「ん?・・・・あはははは♪智の眉毛ハの字だ。ふふ。変なの♪」

「んふふ♪そんなに変?」

「ふふ。おかしい♪心配してくれてありがと」



それでも・・・こんなに笑えるのは

智と智の家族のおかげ

大事にしないと・・・

バチが当たる


それにしてもハの字って・・・

人の眉毛ってあんなふうになんの?

ふふ♪