最後の恋愛から9年、

恋愛しなくても平気になって3年くらい。



人生で一応恋愛できたから、

恋愛の醍醐味もひと通りは体験できたから、

この先恋愛できなくても憤死はしない。



気持ちに区切りはついているけれど、

脳のどこかに恋愛の記憶が残っているのか、

年に数回、前彼の夢を見る。



もう10年くらい前の話だし、

こちらも吹っ切れているのだけれど、

「恋愛していた自分」に対しての未練はあるのかもしれない。



恋愛真っ最中の女性特有の、

愛されるという体感と自信と、

愛されている女性の輝き、



それは恋愛していない人には出せない絶対的オーラと幸福感と輝き。



それに対する思いはどこかに残っているのかもしれない。



このまま「女」を終わらせていいのか、という未練もあるっちゃあるし。



でも、仕方ないわ。



手持ちのカードではもうどうしようもないもの。



綺麗なだけでは本命男には出会えない、手に入らない。



私の手持ちカードには、それを手に入れる方法がないのよ。それを壊す方法ならあるけど。



人と積極的に関わらない生活していると、

こういう時に人を惹きつけられないんだわ。



今世はそれを諦めた代わりに、

美容に力を入れて美魔女になると決めた。



幸いそのポテンシャルは高いので、そこは比較的容易に実現できそうだ。



私は私なりの40代を生きる。



いつかはこういう生き方もスタンダードの一つになるんじゃないか。