ビザランという言葉、VISA RUNという造語なんでしょうか。それとも英語でもこういう言い方をするのかしら?調べたところによると、「ビザの期限の先延ばし」ということのようです。「滞在国から一度出国すればビザの滞在日数もリセットされるルールを利用する。何度も出入国を繰り返せば、理論上はビザの期限を半永久的に延ばすことができる。」だそうです。

 

マレーシアのビザランはどうも去年から規制がかかっているようです。

 

私にご相談下さった方が二組、そして今日何気なく見ていたブログ村で目に留まった記事が一つ(こちら)。これらとは別に空港で入国拒否を喰らった方々が一組。全てペナン空港の入国審査で引っかかったケースです。

 

私の知る限りの話ですが、通常日本人はビザを用意せずに観光目的での入国が90日間認められますが、去年からはその90日間の許可を利用し滞在後(それが例え1ヶ月であっても90日間ギリギリであっても)近隣の国に出国して戻ってくると二度目は90日間の滞在許可がもらえなくなっているようです。ブログで見たケースでは1ヶ月の滞在許可、私にご相談下さった方は一組が2週間の滞在許可、もうお一人は1ヶ月の滞在許可でした。私にご相談下さった方に共通していたのは入国後許可された滞在期間中にプトラジャヤに出頭するようにパスポートに書かれていたということで、2週間の滞在を許された方はプトラジャヤに行き延長を試みましたが却下。この際、観光目的なのに帰りの航空券をもっていないのはおかしいとも言われたそうです。この方達、MM2Hの申請中でもうすぐ仮承認が下りるという頃だったのですが、そう伝えてもダメだったそうです。自国へ戻り、1ヶ月のクーリング期間が必要との判断でした。

 

つい2週間ほど前にご相談下さった方は逆にMM2H終了後のケースでした。MM2Hビザが切れてから一度90日の滞在許可を得て入国、期限ギリギリでの出入国ではないのでビザランとは言わないと思うのですが一度近隣の国に出国して戻って来た時に1ヶ月の滞在許可しかもらえず、前述の方と同じでプトラジャヤに行くようにパスポートに書き込まれていました。この方はパスポートの中のプトラジャヤへの出頭という言葉を無視して1ヶ月の滞在許可のあるうちに出国しようとしましたが出国審査で止められ、ペナン空港に行くように言われたとのこと。もしかしたらこの時出国をさせなかった係官はプトラジャヤに行くように言ったのではないかと想像しますが、ご本人も言われたことをきちんと理解していない様子なので私が知る術はありません。審査官にペナン空港に行くように言われたのならペナン空港に行くべきだとお伝えし、実際にそうなさりましたが、結局はペナン空港では何もできずにプトラジャヤに行くことになりました。

 

この方の場合はMM2Hの終了後だからでしょうか、前述の方達のように延長が全くできないということはなく、90日間滞在を認めてくれましたので入国時に既に貰っている1ヶ月分+90日からの残りの分を許可してもらえました。

 

今後、ビザなしで行き来している方は二度目の入国は難しくなったり滞在期間が短くなること、二度入国して90日間ずつの滞在期間を貰いたいのであればその間の滞在先は自国であることが望ましいこと。以前はそれも72時間以上という規則でしたが、今は前述の方のように1ヶ月空けないといけないのかもしれません。それから、帰りの航空券を用意していれば入国審査官も対応が変わるかも知れません。最悪入国できなくてもマレーシアに置いてある身の回りのものに問題が起きないように事前に準備を整えておいたほうが良いですね。ペットを預けていたりなんかすると大変だと思います。

 

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