皆様、
更新が滞りすみませんでした。
お正月、
義父がコロナに感染しました。
新年に入ってすぐ
熱発した義父。
初めは誤嚥性肺炎かと思い
抗生剤を飲ませて様子をみました。
翌日
熱は下がらずどんどんと上がる。
訪問診療の先生に連絡をして
来てもらいました。
三が日なので
PCR検査の結果は遅れると
言われましたが
おそらく肺炎ではないかという
ことで、薬はこのままの
抗生剤と熱冷ましで様子をみました。
３日の夜、
先生から連絡があり
『コロナ陽性』を確認。
私たちはとにかく驚きました。
家族はみな、無症状に近い状態で
鼻水と咳のみ。
まさかコロナだとは
おもいもしませんでした。
熱が出てから
少し時間が経っているので
自宅療養で
看病をすることになりました。
コロナを叩く薬を届けて頂き
５日間、
きっちり飲ませて闘います。
その薬が
とても大きなカプセルで
一回に４カプセルを
1日2回飲ませないとなりません。
弱っている義父が飲んでくれるのか
とても不安でした。
とにかく飲ませないと！
悩んでいる時間はない。
日々、看病をしながら
義父が死んじゃったらどうしようと
不安でしかたありませんでした。
でも義父は
無意識でも口をあけて
もぐもぐと食べてくれます。
いつもより何倍も時間は
かかるけど
食べようとしてくれました。
義父の『生きよう』という
姿勢をみて私も我にかえりました。
とにかく乗り越えるしかない。
夫が作ったご飯を
私が食べさせて
水分と薬とを
少しずつ少しずつ口に運びました。
むせることもありますが
ベッドの背もたれで調節をしながら
それでも口に運びました。
痰吸引が必要なら吸引をし、
熱を下げるために
アイス枕を頭と脇のあたりにあて、
見守る時間は過ぎて行きました。
排泄はいちにちだけ
水分が十分に取れなかった
翌日は便が止まりましたが
それ以降は出続けています。
排尿も十分にありました。
とにかく
この循環が私の救いでした。
コロナの薬を飲み始めて
３日目。
かなり体がらくになってきたのか
義父はいつものように
声をだして叫ぶようになりました。
いつもよりも小さめの声でしたが。
そこからは
おやつの羊羹やカステラも
美味しそうに食べてくれて
生きた心地がしなかったお正月を
ようやく迎えられた感じがしました。
といっても
まだまだ油断はできません。
なにせ、
コロナというウイルスが
その人に
どういう攻撃をするのか
私にもよくわかっていないので
重度の肺疾患のある義父の
完全なる回復には
まだ至らないのではないかという
不安でいっぱいでした。
いつ呼吸困難になるかと
考えてしまう。
幸いにも
酸素吸入器の出番はありませんでしたが
この存在もとても
心強かったです。
そして
ようやく隔離期間を脱し、
義父の熱もすっかり下がり、
元気よく叫びながら
過ごせるまでになりました。
そんな昨日は復活祭♡
義父の好きなお肉を焼いて
ミキサーにかけました。
誤嚥も怖いので
ミキサー食は変えられません。
卵焼きは
義父の口に入る前に
子供達が食べてしまい(T ^ T)
また作るからね！
お肉や焼きおにぎりなど
景気良く焼きました！
一粒が大きなカプセルも
難なく平らげる義父の逞しさ！
病の間も
毎回完食の器をみて
義父の強靭な生きる力を感じ
まだまだ
衰えることのないその生命力に
感動してしまいました。
ご馳走様でした！
と言うと、
『はい！ありがとう！』
と言ってくれて
尊さしかない笑
ここからお正月！
といきたい所ですが
もう夫の仕事も始まっていますし
私もいつも通りの生活です！
が、
義父にあらたな症状が
出ているのは
気のせいでしょうか・・・・
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初出版
『じいじ、最期まで看るからね』
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