母は、

私達を育てながら

父の残した借金返済に

追われていたので、恋愛をする時間さえ

なかったと思います。

 

 

私が

小学3年生か4年生だったかの頃。

母はまだ28歳。

 

 

母は大恋愛をしたようなのです

 

 

友達のいなかった母の

主な相談相手は祖母でした。

しかし、祖母は一度、

中学生だった母を親戚に預け

祖父と駆け落ちをした人です。

 

(恋愛を優先する祖母笑笑)

 

 

恋愛によって人はどうなるか…

母も痛いほど知っていたと思います。

 

 

 

二度と結婚はしない

 

 

 

自分の失敗も加味され

母はよくそう言っていました。

 

 

おそらく、その大恋愛で

再婚を意識したのでしょう。

私の成長と共に

母から相談される事も増えました。

 

 

『ママ、疲れちゃった』

 

 

そう言って、私に数枚の写真を

見せてくれました。

 

 

そこに写っている母は

おっかない母ではなく

夏の朝日を背中に浴びながら

とびっきりの笑顔がキラキラとはじける

可愛い母でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

義父、退院まで

あと6

 

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初出版

『じいじ、最期まで看るからね』

よろしくお願いします♡

 

CCCメディアハウス

 

 

 

 

 

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