なかなか眠れない日、

眠りの浅い夜は本の出番。

 

といっても、介護生活に入ってからは

読書もままならないことは多いけど。

 

 

カズオ・イシグロ『クララとお日さま』を

読み終わりました。

終始、繊細で心がいたくなる

 

 

 

クララ(AI搭載人間型ロボット)には

太陽光がとても重要なエネルギー源。

 

 

クララは街の一角にある

雑貨ショップ店で売られている

旧型AIロボット。

客人に気に入られれば

その家族となり主人に仕える。

 

 

ある日。

自身がいるショーウィンドウから

外の世界を観察できる場面の中のひとつに

死んだと記録をしていた

『物乞いと犬の生き返り』をみて驚くクララ。

 

それをお日さまのおかげと信じ

お日さまを偶像化する。

 

 

その後、

ひとりの少女に見初められ

家族になり、親友となるが

病弱なその少女の命を救おうと

秘密裏にそして健気に願い、

我が身を犠牲にし遂行しようとする。

 

 

 

この本は、クララの目線で話が進みます。

クララは親友である少女を助けてほしいと

お日さまに願う時、

思いがきちんと伝わるようにという

気持ちを表した

 

 

『わたしは心の中で、言葉というより

思いを具象化していきました』

 

 

という一文があります。

私はそれにずっと惹かれています。

 

クララのような純粋無垢な気持ちではないけど

心の思いを頭の中で映像化し

『こうなるように』『この方向へ進むように』と

行動してきたので、

とてもドキッとしてしまいました。

 

 

 

クララは、AIクララとして

大切な思い出とともに、

きっと最後まで大好きな景色を

みつめ続けていくのだろうな…と。

 

 

 

 

義父のことで

私にまだできることはあるのかな…

 

 

 

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初出版

『じいじ、最期まで看るからね』

よろしくお願いします♡

 

CCCメディアハウス

 

 

 

 

 

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