あけましておめでとうございます鏡餅


去年はいろんな面で余裕が無く、がむしゃらに走っていた気がします。あせる


今年は三十路・・・えっ


残りの20代を有意義に過ごして、うまく30代につなげられたらいいなぁかお


少し心に余裕を持って、常にモチベーションを高く持ってがんばっていきたいと思っていますにひひ


今年もよろしくお願いします。


みなさんにとって、よい歳になりますように星



我が家のねこたち。


麦わら模様、9歳のダイキチと、もうすぐ7ヶ月の黒猫もみこ。


最初はこんなに距離があって、おじさんダイキチは怒ってわんぱくもみこに近づかなかったけれど、
笑う門には福来る☆


だいぶ二人の距離も縮まりました。ネコ

笑う門には福来る☆

まだ仲良しとは言えないけれどいい調子音譜

今ある幸せを、しっかり感じて生きていこうと思うねこへび

前回は避妊手術のことについてふれたので、今回は去勢手術についてお話しようと思いますニコニコ


去勢手術の目標は


クローバー オスの繁殖能力を奪うため

クローバー 攻撃性やスプレー行動のような問題行動の治療


である場合が多いですロボット


猫では、去勢をすることにより喧嘩による咬傷が少なくなり間接的にFIVやFeLVの感染リスクを低下させることもできますネコ足あと



そして、雄性ホルモンの関与が指摘されているような、


フグ 前立腺肥大 (おしっこが出づらくなったりうんこが出にくくなったりします)

フグ 肛門周囲腺腫 (肛門の周辺に腫瘍ができる) 

フグ 会陰ヘルニア (これは手術が厄介で、手術方法によってはかなりの確立で再発します)


などの症例、および精巣の腫瘍においても治療目的で去勢手術を行います。


特に潜在精巣の場合、腫瘍化する可能性が非常に高いため、発見次第なるべく早期に去勢手術を行います。



笑う門には福来る☆

このこは12歳の未去勢のパグくん。


肛門にできものができており、そこから出血があるとのことで来院されました。


笑う門には福来る☆


これは寝た状態で撮影しています。

上がしっぽです。

分かりづらいですが、肛門のすぐ上(尾の付け根)と、肛門の右下あたりに腫瘍ができています。



これは肛門周囲腺腫といってホルモン関連性の腫瘍。ドクロ


12歳でかなり高齢ですが、出血もあるし、気にして舐めているので治療として去勢手術を行いました。ガーン


短頭種(パグやシーズのように鼻がぺっちゃんこのもの)は、気管虚脱や軟口蓋過長(のどちんこが長い)などが多く、高齢になるとさらに呼吸しづらいコが多くなり、麻酔のリスクも他の犬種に比べ高くなります。ショック!


無事に手術が終わって何よりでした。



お次は、、、

笑う門には福来る☆

会陰ヘルニアの5歳、未去勢のコーギーくん。

笑う門には福来る☆


肛門部位が大きく突出してるのが分かりますか?

笑う門には福来る☆


これは、横から撮ったレントゲン写真で上がお腹側、下が肛門側です。

背骨、骨盤、尾骨がありますが、おしりが突出して(白で囲ってあるのが突出部位)しっぽが埋まっています。

笑う門には福来る☆


これは尿道カテーテルから膀胱造影を行っているところ。


そう、正常ならお腹の中(左の方の白丸の位置)にあるはずの膀胱が、おしりのほうに変位(右の方の白丸)してしまっています。ドクロ

そのため、尿閉になりおしっこが出ず、手術もやっかいなものなので大変です。叫び



こうなってしまう前に、、、

予防に勝るのもはありません!!



ここで、去勢手術のタイミングのお話です。


性成熟(子供を作る能力)は、品種や個体によって差があるけれど、


犬では6~12ヶ月、猫では9ヶ月と報告されています。


だからこれより早期の去勢手術が望ましいと言われています。わんわん


以前は、早すぎる去勢は発育不良、失禁、排尿障害、免疫能の低下、行動異常、肥満を招くなど様々な合併症が生じると報告されていました。汗


ですが、近年では生後3ヶ月以前に去勢を行っても骨格成長などに影響はなく、ほとんど合併症も生じないと報告されていますビックリマーク!! 


近年、米国ではワクチン終了直後に去勢手術を行う施設が増えてきています。


このようなことから去勢手術を考えている場合は、生後6ヶ月までのなるべく早期に去勢術を行うことがすすめられています目


( 個人的には、、、人気犬種のチワワやトイプードルなどは犬歯の乳歯遺残が多く、去勢や避妊手術のときに一緒に抜歯するのですが、その場合少し費用がかかるため、乳歯が生え変わっていない場合、または犬種によっては生後6ヶ月くらいまで手術を待っています。 )

 


笑う門には福来る☆


これは8歳のパピヨンちゃん。分かりづらいですが、上が尾側で、下が頭側の写真。


この写真の中に腫瘍があります・・・・・



笑う門には福来る☆


腫瘍の場所は右の一番尾側の乳腺。


このパピヨンの場合、ただの避妊手術希望で来院されたのですが、術前検査で乳腺腫瘍と子宮水腫が発覚。


どちらも未避妊の高齢の犬に発生しやすいものドクロ


手術は卵巣子宮摘出術(避妊)と片側全乳腺切除術 病院



犬でも猫でも乳腺腫瘍の発生頻度は高く、去勢・避妊手術の次に多いのが乳腺腫瘍の手術です。モグラ

状況にもよりますが、乳腺腫瘍の場合、一般的には転移・再発を予防するため、たとえ1個だけ腫瘍があってもその腫瘍を含む片側全ての乳腺を切除するのが推奨されている叫び


傷口も大きくなるし侵襲的な手術になるが、多くの場合腫瘍は高齢で発生するので再発してまたリスクのある麻酔をかけて手術するよりは一度の麻酔でがんばって一気に乳腺を切除してしまう方がいいのだ黄色い花


笑う門には福来る☆

これは切除した乳腺の全体像。



笑う門には福来る☆

これは腫瘍部位の断面像。



笑う門には福来る☆


これは摘出した子宮と卵巣。子宮は拡張しており、中に水溶性の透明な液体を含んでいました。



予後に関して言えば、犬の場合、病理診断では良性と悪性は1:1と言われているが、腫瘍を摘出してしまえば良性の経過を辿っていくことが多い。

ところが、猫の場合、その多くが悪性で予後は非常に悪い。


笑う門には福来る☆


腫瘍を拡大すると、、、


笑う門には福来る☆

巨大な腫瘍が自潰してひどい異臭と絶え間ない浸出液や出血が見られる猫ちゃん。


このこは17歳とかなり高齢でしたが、オーナーによる1ヶ月の腫瘍処置の結果、オーナーおよび猫のQOLの向上のため手術を希望されました。


何においても大事なのは予防!!である。


腫瘍が予防できるなんて、、、ラッキーこの上ないと思うが、この事実を知らない方も結構多いしょぼん


ポイントは避妊手術のタイミングです合格


なるべく性ホルモンにさらされないうちに避妊手術をおこなうことですグッド!


犬の場合、発情の初回以前、2回目以前、2回目以降に避妊手術を行った場合の乳腺腫瘍発生率はそれぞれ0.05%、8%、26%と報告されています。しっぽフリフリ


猫の場合、6ヶ月以前、7~12ヶ月、13~24ヶ月で避妊手術を行った場合の乳腺腫瘍発生率はそれぞれ9%、14%、89%で、24ヶ月以上経ってから避妊手術をおこなっても乳腺腫瘍の予防効果は無いと報告されています。ネコ


これらの結果より、子供を考えていない場合はなるべく早期の避妊手術をおすすめします目


そして、早期発見・早期治療!!


普段からペットをよく観察し、注意深く体を触ったり乳腺付近にしこりが無いか確認することが大切わんわん


不安な方は予防接種などのときに獣医さんに確認をお願いするといいですよ音譜

( 言われなくても確認される獣医さんが多いと思いますが、念のためにねにひひ )