アトピー性皮膚炎① ~「アトピー性皮膚炎」とは~ | かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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※この記事は人によって気分を悪くする恐れがあります。
 ご理解の上閲覧をお願いいたします。



「アトピー性皮膚炎」


という皮膚疾患を、知らない人はほとんどいないと思います。


アトピー性皮膚炎は、

現在日本で最も広く知られ、かつ最も発症者数が多い皮膚疾患です。









上の写真は比較的見やすいものを選んで掲載していますが、

アトピー性皮膚炎は重症化するとその症状は全身に及び、


皮膚全体が赤まり、腫れ、膿となり、角化した皮膚が肥大化し、

皮膚表面がまるでサイやゾウのように硬化し赤黒く変色します。




興味のある方は検索してみてください。
(食事中などにはオススメできません)


アトピー性皮膚炎が最も重症化しやすいのは

皮膚機能が未発達な乳児期~幼児期で、


これが重症化した子どもの皮膚は子どものそれとは思えないほど廃れ、

見るに耐えない悲惨な状態となります。



その為、

アトピー性皮膚炎の子どもは保育園や学校で疎外されることもままあり、

教育者は特にこの類の知識を持ち、

正しい支援ができるように準備する必要性があるでしょう。




さて、アトピー性皮膚炎のほとんどは軽度のもので、

身体の一部にその症状が出るというのが基本です。


慢性化して大人になってもアトピーを持っている人の多くはこの状態で、

顔の一部や手足の一部、蒸れやすい場所だけ、、など。


全身にいきなりその症状が現れるなどということはありえません。


そもそも、アトピーが発症した一番最初というのは、

必ずごく一部の場所でしか起こっていないものです。



これが全身に広がり重症化するのにはいくつか条件をクリアしなければならず、


その条件をクリアさえしなければ、

普通は軽度の症状で収まりがつくはずなのです。



そしてその条件は必ず当事者によって達成されるのではなく、

周りの人間、特に「親」の手によって達成されることが多いです。


もしこれを読んでいるアトピー性皮膚炎重症者の親御さんがいらした場合、

このシリーズの記事はかなりショッキングな内容になることを最初にお伝えしておきます。


真実を言えばアトピーは、

周りの人間があれこれ手を掛けたことが原因で悪化するのです。




その理由についてはまたいずれおはなしします。



今日はアトピー性皮膚炎が一体どのような疾患なのか、

簡単にまとめたいと思います。


ちなみにアトピー性皮膚炎については

その全貌は医学的には未だ明らかにされておらず、

その為具体的な治療法が確立されていない「難病」です。



ですのでここでおはなしする内容は、まだ仮説の域を出ないものである

ということを最初にお断りしておきます。



◎「病」としてのアトピー性皮膚炎


さてアトピー性皮膚炎は現在日本では一応病床として理解されています。


ただし先ほど僕はアトピーを「難病」だと言いましたが、

現時点ではアトピー性皮膚炎は正式に難病指定はされていません。


しかし重度のアトピー性皮膚炎は場合によっては死亡のケースもあり、

もう何十年も前から難病指定を求める社会運動が続いています。



ただし、

アトピーは何らかの菌類やウイルスによって感染する類のものではありませんし、

触れたからといって伝染するとか、

さらに性交渉を持ったとしてもうつりません。


アトピー性皮膚炎は

「病気」というよりは、「体質」という方が正しいです。


実際にアトピーの発症率は、

アトピー体質であった親の子どもに高く、

遺伝的な「体質」に起因する部分が多いと理解されます。


(かずのすけもアトピー体質でしたが、母親もアトピー体質でした)


ですからアトピーは「体質」の一つであり、

「病気」という捉え方をするのは少しずれがあります。


アトピー体質であることは何ら恥じることではありませんし、

もしご家族や恋人がアトピー体質であったとしても、

病気として自分も発症することはありません。




◎アトピー性皮膚炎の症状


アトピー性皮膚炎の基本的な症状は

「かゆみ」

です。



特に、乾燥や軽度の刺激に対して強いかゆみを生じ、

何も考えずにそれを掻いていると、

皮膚がどんどん破壊され、角化・硬化していきます。


その結果アトピー体質の人は

肌がカサカサで乾燥したような状態になり、

重症化するにつれてそれがどんどん広がっていきます。

俗に言う、「アトピー肌」と言われる状態です。





最初は小さなじんましんのようなものが数個現れる程度ですが、

それを掻いているうちに大きく発達し赤みを伴い、

強烈なかゆみに苛まれることになります。


最終的には未熟なかさぶたと引っかき傷による裂傷が混在し、

膿とかさぶたにまみれた見るに耐えない重症例へと昇華します。



アトピー性皮膚炎の最も恐ろしいところは

自制の効かない乳児期や幼児期にその症状が現れやすいということであり、


大人であれば「掻けば悪化する」ことが分かっても、

自制が効かない子どもは自らその症状を悪化させてしまうのです。


ですから、

大人が正しくケアをすることが子どものアトピーを悪化させない為には

非常に重要なことなのです。




◎アトピー性皮膚炎の治療


現在の医療現場で行われるアトピー性皮膚炎の治療法は、

基本的にホルモン剤塗布による「対症療法」だけです。


つまり、アトピーの原因を抑えて完全治療させる

という治療法は現段階では確立されていません。


その為アトピーは完全治癒させることが出来ない

「不治の病」として捉えられることも多く、


結局はアトピー体質の人はその症状とうまく付き合って生活する他無い…

と考えられています。


多くの場合は大人になれば症状が緩和していくので、

大多数のアトピー体質の人はなんとか軽度の症状で抑えたまま

アトピーと共に生活を送っていることになります。



ところで、

アトピー治療に用いられる上記の「ホルモン剤」

いくつか大きな問題を抱えている薬です。



実はアトピー性皮膚炎が重症化するケースでは、

この薬がある種原因となって重症化してしまうパターンが大部分を占める

ということがわかっています。


この薬は一般的に

「ステロイド」

と呼ばれ、

この薬の過剰投与はその患者に恐ろしい副作用をもたらします。



この「ステロイド」及び「プロトピック」という薬についてのお話は、

また後日おはなししたいと思います。


それでは今日はこのあたりで。



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