さて、夏真っ盛りのこの頃、黒潮の流れに乗って南国の回遊魚達の子供が本州に姿を現し始めます。去年も、同時期ぐらいから探索を開始していたのですが、結局好ましい結果を得ることはあまり出来ませんでした。
 しかし、今年は少し様子が違うみたいでもう紀伊半島の東側では小型回遊魚がちらほら釣られているようです。ということで、今日7月31日、小型回遊魚(メインはメッキ)を和歌山の中紀で探してみることにしました。
 今回調査地に選ばれた場所は、今年何度も敗北を喫している煙樹ヶ浜周辺です。釣行メンバーは私、M氏、そして・・・G氏。不安要素は隠せません・・・。
 朝マズメ前にまずは煙樹ヶ浜の北側の浜でジグキャストを開始しますが、何も釣果を得ることは出来ず・・・。やはり、何の気配も感じることが出来なかったので、早々に場所を南側の漁港へと変更し、メッキ調査を開始することにしました。
 メンバー各々、小型魚用のタックルに持ち替えて、漁港内を探っていきます。そして、スロープでポッパーを投げてみると、後を追いかけてくる小魚達が!上から覗いてみている限り、アジのように見えましたが、その一匹をM氏がミノーでヒットさせると、その正体が明らかに。その正体は何とメッキ!!サイズは10㎝弱と小降りですが、立派?なメッキでした。
 その後、テンションを上げて、今度は日高川河口のテトラ帯を攻めてみます。追ってくるが中々食いつかない。食いついてもフッキングしない。そんな状況でしたが・・・




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 ついに今年初のメッキをゲット。サイズはやはり10㎝弱と小さめでした。
 テトラ帯一帯にメッキが潜んでいるようで、テトラに沿ってミノーを通すとテトラの隙間からメッキ達が飛び出してくる状況でした。しかし、フッキングに至らず、後を伸ばすことは出来ずにいました。そんな時、河口とは反対側の小規模な砂利浜側にミノーを投げてみると、何処からともなく、結構大型のひし形の魚の大群がミノーを飲み込んでしまう。その瞬間、ネオバーサルが根本からひん曲がります。ついに大型メッキか!?と思っていましたが、思いっきり根に向かって走るファイト。メッキよりも強烈な走り・・・。何とか突っ込みをいなしながら上げてみると・・・正体は・・・



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 〆後の姿で申し訳ないですが、何とカンパチの子供、シオでした。しかもなかなかのグッドサイズ。2匹釣ることが出来ましたが、大きいのは28㎝ありました。シオも今回、ジギングでのターゲットでしたが、小型とはいえ、メッキの外道で達成することが出来ようとは・・・。掛かったときはかなり驚きました。
 その後、これらの魚をゲットしたところで、今回の釣行は終了となりました。
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 クロホシフエダイです。
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 2匹目のメッキです。目が少し可哀想なことに・・・。

 今回、G氏との久々の釣行となりましたが、今までの釣行とは大違いの満足なものとなりました。G氏もシオ1匹、カマス2匹を釣って満足できたみたいです。ただ、メッキを釣り上げられなかったのが心残りみたいでしたが。
 そして、M氏は一番の活躍を見せてくれました。メッキ2匹、クロホシフエダイ1匹、シオ2匹、そして、何とソーダカツオ1匹!!。私も後で狙ってみましたが、ソーダカツオの引きを味わうことは出来ませんでした・・・。
 少し、心残りな所もありましたが、ようやく黒潮の恩恵を受けることが出来ました。何だか南国で釣りしているような雰囲気を味わうことが出来て、良かったです。
 さて、今回の調査で今年は回遊魚が良好であると推測することが出来そうです。これだけメッキがいれば、1ヶ月後が非常に楽しみです。