フトアゴヒゲトカゲのケージの保温状況についてアップします。


現在の保温器具は以下の4点です。



GEXサングロータイトビーム50W。
白熱球により下方へスポット的に熱を放出するランプ。ホットスポット作りの為に冬場のみ使用。







みどり商会暖突Lサイズ。
遠赤外線による天井取り付けヒーター。ケージ内の下限温度をキープする役割。





スドーソラーレUV70。
日光浴用の紫外線を放出するのが主な役目。副次的効果として熱も放出する為、ホットスポット作りにも使用可能。夏場はこれのみでホットスポット管理を行う。







みどり商会スーパー1。
ケージの半分の床下に設置。自動的に30度前後を保つプレート型ヒーター。


以上4点を設置してます。








ソラーレUV70と、サングロータイトビームにてホットスポットを作ってます。



ソラーレUV70は躯体が大きい為ケージ外から照射。



暖突は天井へ取り付け。




砂を掘ればパネルヒーターを挟んだタイルが現れます。面積的に、ケージの床下半分はパネルヒーターです。






爬虫類は変温動物なので、自分から体温を作れません。なので温源は非常に大事です。当ケージではひとつの暖房器具が故障した場合の悲劇を防ぐ為に複数の温源を設置しています。

爬虫類の温度管理においては絶対ケチってはダメです。充分過ぎるくらいの設備が必要です。


設定は以下の通りです。

暖突   昼28度  夜26度
ホットスポット  およそ35〜40度
床下パネルヒーター 常時30度

暖突により最低温度の管理をし、昼は28度、夜は26度を下回らないようサーモスタット(爬虫類サーモ)にて設定。
朝7時半から夕方5時まではホットスポットに照射。ソラーレとサングロータイトビームの熱量により、暖突はほぼ稼働しない。ホットスポットの熱量が足りない事態になり、ケージ内の温度が下がれば暖突が稼働。もし暖突が故障してもケージの床下半分を占めるパネルヒーターが稼働中。パネルヒーターは常時30度程の熱を維持しているのでケージ内の急激な温度変化を避けることができる。寒さを察知したフトアゴヒゲトカゲは熱を探して行動する為、パネルヒーターの上へ避難するでしょう。逆も有り。パネルヒーターが故障しても暖突が温度を維持。下方が寒くなればフトアゴヒゲトカゲは暖突に近い木の上へ移動します。


それでも暖房器具達がケージ内の温度を維持できない万が一の事態が発生すればこの爬虫類サーモがアラームを鳴らします。20度以下になるとピーピーなり、逆に37度以上になっても鳴ります。



以上、
温度管理の話でした。

※使用している機材に関しまして、以下リンク貼り付けておきます。参考までにどうぞ。
スドーのソラーレは2020年5月現在、販売されていないようです。
爬虫類サーモも新型が出ております。