将来、四国に住む予定です。
揺れる電車の中でシャワーを浴びる新鮮さ。なかなか楽しいものです。シャンプーやボディソープも置いてあります。お湯の出は少し弱いけどちゃんと温かいから快適です。
四国を度々訪れた結果、四国の魅力に取り憑かれ、いずれ四国へ引っ越すことにしました。高松もしくは愛媛あたり。瀬戸内海側。
そのくらい四国が好きだというわけです。
今回は、
寝台列車にて四国へ向かいました。
毎日定期運行している寝台列車としては日本で最後の列車だそうです。
何が素晴らしいって、仕事を終えて夜10時に乗り込めば、寝ている間に移動ができ翌朝7時過ぎには高松に到着するということ。なんとまあ有効な時間の使い方だろうか。
今回予約したのはこの部屋。
シングルツイン。
上下にベッドがある縦長の部屋です。
しかし、
部屋に入る前に、
4号車乗車口に並びます。
目的はシャワーカード。
寝台列車の中でシャワーを浴びる為のシャワーカードです。
こちらがシャワーカードの自販機。
3号車の後方に設置してあります。
後方には乗り口が無いから、4号車前方から乗り3号車へ渡るわけ。
ゲットしたシャワーカード。
料金は320円。
枚数に限りがあり、最悪シャワー浴びることが出来なくなります。なので、必死に前述の段取りを組んだわけです。
シャワールーム。
浴びた後にはシャワールームを自動洗浄してくれるから、清潔感もあります。
そして、朝。
瀬戸大橋を渡ります。
サンライズ瀬戸とはお別れです。
一晩中乗っていただけになんとも寂しい気持ちになるもんです。
坂出駅にあるウィリーウィンキーという地元チェーン店のパン屋さんで朝食にしました。ちなみに、朝食に関しては岡山駅にてサンライズまで届けてくれるお弁当屋さんもあります。寝台列車内で食べる余裕がある人だったらぜひそれもよいかと思います。
坂出駅からは特急いしづちにて、今治駅まで向かいます。
いしづち号は瀬戸内海沿いを走ります。
サンライズ瀬戸といい、
いしづち号といい、
列車から景色を眺めるのはよいものですね。
クルマの旅ばかりしてきましたが、今回から電車もよいなと思い始めてきました。
寝台列車の旅と言えば、子供の頃、ブルートレインに乗り札幌まで行きました。
父親と2人での旅行です。
当時、父親とはあまりうまくコミュニケーションがとれていなかったのでその打開策として出かけた記憶があります。子供ながら、「親達は随分気を遣ってんなー」なんて思っていました。
父親はオセロなどボードゲームを準備していました。ブルートレインの寝台でそれに興じたわけです。父親にしてはかなり頑張っていたんだな、なんて今からしたら思います。
当時の父親はとにかく怒る。
しかも突然。
子供からしたら予兆なく怒られるんだからたまったもんじゃない。
多分仕事で疲れていたり、子供が思うように育たなかったり色んなストレスがあったんでしょうけど、子供からしたらそんなこと知ったこっちゃない。
しかも、怒る内容が若干ズレてる。子供からしてもわかるくらいズレがある。
そんなもんだからブルートレイン旅行で終始優しい父親には多少の違和感も感じていました。
札幌の大通り公園では焼きとうもろこしを買ってもらったけど、味がどうとかより、うまく綺麗に食べることが出来なかったらまた怒られるなんてことばかり考えて食べていました。
そんな遠い過去の記憶を巡らすように、
列車の旅というのは、
自分自身とじっくり向き合えるような気がします。流れる車窓が気分良くさせるし、同行者ととことん同じ時間を過ごせることが、さらに素晴らしいのだと思います。
というわけで、
仕事上がりに夜の東京駅から出発してから、翌朝の10時あたりには四国・今治駅にいるという、高効率で旅情のある移動でした。
いざ、
今治駅からしまなみ海道へ、
続く。