どの分野にもプロフェッショナルがいる。




わたし自身はほんのわずかしか
経験したことがないのだが

昔の商店街とは

私がおもうに

プロの集まる場所だったのではないかと思う。




素晴らしいことに
いま私がお店をやっている地域にはまだ
専門店が残っている。



こめや

かんぶつや

さかなや

くすりや

にくや

はなや


つながりを大切にする
地域性の素晴らしさが
そうさせたのかもしれない。



消費者たちが
時間やルールにしばられたくないことを
選んだ結果、

大手ショッピングモールやディスカウントショップ、コンビニが増える。

たしかに大変便利である。




そんな中
地域に根付いた専門店はとても貴重だ。




大手ショッピングモールに比べて
ポイントはたまらなかったり
営業時間が限られていたりするが

その道何十年の 
プロフェッショナルの方々の話はとても興味深い。




いつも行く度に発見や驚きがある。


いままで引越し族だったので
同じ場所に2年以上すんだことがなかったため…



この体験は四年
同じ場所へ
すんでみないとわからない
ことなのかもしれない。

いいも、わるい、も

三周しておちつく。


いいものばかり経験しても

わるいことばかり体験しても


記憶がかたよってしまう。


バランスバランス🍊



私の生まれ育った街には

小さな小さな商店街のような場所があった。




桜が有名な公園のすぐ側に八軒
こじんまりと並んだ商店。

公園側から

セブンイレブン
小学五年生の頃、生まれて初めてコンビニのおにぎりをたべて
感動したのを今でも覚えている。

フィルムを、自分で取り外し


一瞬にして

フレッシュな海苔とご飯が一体になり

カプリ。



バリッという歯切れの良い音とともに
程よい炊きあがりの
冷たいご飯が口いっぱいに広がる。



な、


なんだこれ!!!?


小学五年生の私には衝撃的だった。


いつもばあちゃんやお母さんがつくる
おにぎりとは数百倍違う。


なぜこんなに海苔ばりぱりなんだ?!

と。




それはさておき…


二軒目に行こう。


セブンイレブンの隣には
いい香りの 肉屋さん。



通り沿いにはガラスケース。
中には肉や肉加工品のハムなどが量り売りされている。




唐揚げやミニアメリカンドック、
手羽先フライなど…


フライものがたくさん並んでいる。

値段はなんと¥30〜

小学生でも買える超良心プライス!!!


中でも大好きだったのは
スパイスがきいたスパイシーポテトと
かわいいプチサイズのアメリカンドック。



注文すると
揚げたてに交換したり温めてくれる優しすぎる
ご夫婦で経営されている。


いくつかオーダーし
黄色い袋にいれて

オペラ歌手風のおばさんが

おまたせよ〜🎶🎶といって
渡してくれるのがいつも楽しみだった。


おばさんおじさんは元気かなぁ?





肉屋さんの隣は魚屋さん。

いまは近くに移転したようだが父の友人が切り盛りされていて
店先では独自のタレに漬け込んだ魚を炭火焼きしていて

いつも美味しそーに眺めていたなぁ。。



魚屋さんのとなりは八百屋さん。


いまは八百屋さん自体ほとんどみかけなくなったなぁー。


威勢のいいおじちゃんと
静かー な    おばちゃんのコンビだった。

店先に
猫がいてよくリンゴやキャベツを食べていたのを覚えている。


さぁ、お次はスナック


そしてリーズナブルな街のケーキ屋さん


枕屋さん、最後は蕎麦屋。



いまもあるのかなぁ?


久しぶりにスパイシーポテトがたべたくなったなぁ!