エッグフルーツという
果物をご存知だろうか?

一般的には
カニステルと呼ばれている。




それにしても
カニステル
という名前、誰がつけたんだろうか?

カニも捨てるほどまずい🦀
なんていう人もいて
名前だけでイメージダウンしてしまう。

この名前は
フルーツに失礼である!!


ということで

エッグフルーツとよんでいます。


原産地は南米のメキシコ、
キューバ、パナマです。
生産国は熱帯アメリカおよび西インド諸島、フィリピン、タイ、スリランカ、台湾で、
かなり珍しいフルーツです。
ちなみに
日本では沖縄でしか生産されていません。





栄養価は高く

脂肪や糖質を促す効果のあるナイアシン

ビタミンA(カロテン)が特に豊富

アミノ酸の一種であるトリプトファンも豊富。

果物でありながら食物繊維が豊富なのも特徴的。

その他には

・ビタミンC・ビタミンE・カルシウム・リン・ポリフェノールなどが豊富です。

特にポリフェノールは黒大豆、黒ゴマ、赤ワインと比較にならないほどたくさん含まれているのだとか!



アレンジして

前菜でお客様におだしするとき

カニステル といったときと

エッグフルーツ といったとき…


完食率が全然違います。





ヒトの先入観はすごいもので
カニステルといった瞬間、
ほとんどの方の顔が曇ります。


その時点で
脳内では味が決まってしまっているのだと
個人的には思います。



エッグフルーツとパッションのサラダです。
とお出しすると



エッグフルーツという名前が
まだまだ認知されていないため

未知のフルーツだ!
ということで
なんの疑いもなく
美味しく食べてくれます。


サービスを提供する側としては
まず、
先入観を外してもらうことが
大切だと思っています。


以前のカニステルの記憶は外して
召し上がってください。
とお伝えしています。





芋のような繊維質があり
蒸し栗のようなホクホク感。



さて、
ひねりにひねって6品の
エッグフルーツ料理が完成!!




エッグフルーツには
独特な香りがあります。

この香りを苦手とする方が多いので
まずは
香りを操ります。


エッグフルーツを生のままくり抜き
カカオニブとクルミで
食感と香りをプラス。



カカオニブとの相性がよいです。
カリッとしたカカオに
ナッツの香りも相まって
美味しい!



ちなみに
エッグフルーツの皮を外してみると
こんな感じ。

ホクホクとしていて
蒸した栗のよう。
糖度が高いので
パクパクたべちゃいます。


完熟し皮が割れてからが食べごろですよ!


あくがあるので
皮をむく際はペトペトと手につきます。




続きまして…
エッグフルーツとパッションの
ソルティーキャラメルナッツ

南国感満載のパッションフルーツで
一口運べば
トロピカル!!!

エッグフルーツの良さが全面にでます。

同じ南国のフルーツで合わせたので
クリーミーさと
香りが手を繋ぎ
相乗効果を発揮!


さぁ、
なにやら香ばしいバターの香りがします。

これももしかしてエッグフルーツ?!


はい。

完成形は手前に…
下にトマトソースをしいて
丸い形のものがふたーつ。


なんと、
エッグフルーツをニョッキにしちゃいました。

色味が綺麗で
じゃがいもとも良く合います。





まさかや!
はい。

こちらは💁‍♀️
エッグフルーツのポタージュ。


エッグフルーツには
カロテンが豊富です。

加熱すると同じくカロテンが豊富な人参に風味がにています。


人参といえばクミン!
フランス料理で鉄板の組み合わせ。




玉城牛乳でカプチーノ仕立てにした上に
クミンと
色味でパプリカを…

クリーミィで絶品の組み合わせでした。





ここからは
スイーツコーナー🍨



エッグフルーツは
皮を剥いただけで水分も少ないので
初めからペースト状になっています。


作り手からすれば
加熱したり
ミキサーにかけたり
裏ごしたり

の下ごしらえは手間ですが

エッグフルーツは手間いらず!

皮をむいて
クリームチーズをいれて
少し練って
コーヒーをかけたら完成!!


エッグフルーツのティラミス。



さらには
皮をむいて生クリームと蜂蜜をいれて
混ぜるだけ。


上に
生砂糖をかけてバーナーで炙れば

はい!
完成!!
エッグフルーツの
クレームブリュレ。



エッグフルーツなだけに



エッグ

いれる工程をはぶきました!😆



さ、あなたも
未知のフルーツ

エッグフルーツを試してみませんか?!



じわりじわりとたべたくなってきたのでは!!?





まだまだ可能性のある
エッグフルーツ。

新たな食べ方、食べ合わせの情報がありましたら
お寄せいただけると幸いです!