1年前からずっと行きたかったホテルがありました。


どうして行けなかったのか?

その理由は明白だった。

そのホテルは群馬県前橋市にあったから...


だって前橋に用事ないしな!!

どうしても行きたい気持ちが強くなった。

そんな自分の想いを叶えるために行ってきました。


白井屋ホテル 


​創業300年を超える白井屋旅館。
業態を変えつつも惜しまれながら廃業。
昨年2021年に生まれ変わって帰ってきた。
伝統を生かしつつ新たなものを取り入れた
リノベーションホテルです。


このプロジェクトは群馬県前橋市出身地の

メガネブランドで有名な

JINS代表の田中仁さん

群馬県前橋市を活性化するための新たな街づくりだとか...


宿泊者しか使うことができない。

水道管のようなライティングパイプ

金沢の21世紀美術館のスイミングプールの作者で有名なレアンドロ•エリッヒ氏の作品です。






伝統を守りつつ、現代アートと融合していく空間。

ローカルな街にいながら世界的アーティストのコラボレーション。

この迫力に言葉がでない。


華やかさはあるものの、しっとりした空間の居心地の良さ。


客室はこのモノクロの世界。

黒、白、グレイを使ってモダンな雰囲気でした。

モノクロなのだけれど、気持ちが明るくなるように

華やかに表現されています。





ホテルに泊まるといつも感じるのが

そのホテルの世界観にハマるとずっと堪能していたいと思うのか、テレビを滞在中はつけなくなる。

良いものに触れるとデジタルデトックスできるのが肌感覚で伝わる。


リノベーションホテルの醍醐味といったら

どこまで残して、新しいものを生かすかといった

破壊と再生が同時に起こる新陳代謝が見どころ。


そこにこそ、建築家やクリエイターのストーリーが

隠されているのかもしれないなと思いました。


客室の天井の荒々しさが、どことなく温かみを感じました。



そしてバスルームはホワイトとゴールドで上品に。


アメニティは肌に優しいライフスタイルブランド

OSAJI


ボトルも白井屋カラーの白で統一。



歯ブラシはサスティナブルを意識しているのか

木の歯ブラシ。


群馬へ行って何をしたのか?

白井屋ホテルに泊まりに行っただけなのですけれど


ただ寝るためでなく、いつもと違う時間が流れて

私の居心地の良さは何なのだろう。

私のしっくりくる居場所はどこなのか?と

考える時間となりました。


白井屋ホテルは国道沿いの並びにあります。

目印はエントランスのタイポグラフィです。


他のホテルにはない新しいホテルでした。