櫻坂の動画を見漁っていたら書きたくなりました




初めての森田村小説

読みたい方が多ければこの続きを書こうと思ってます。ではよかったら読んでみてください























『ねぇ君1人?ならこれから一緒にカラオケとか行かない?君可愛いから奢っちゃうよ』





『俺ら結構上手いと思うんだよね〜(笑)だからどう?』









ニヤニヤしてて気色が悪い

そんな密室全く知らない人と行くわけないやん






「結構です。私これから用事があるので…」





『なんの用事があるの?(笑)そんな時間とらせないよ(笑)』







いきなりガっと腕を掴まれた







痛い!!力強すぎ

逃げようにも振り解けない











「あの〜そこ通りたいんでどいてもらえません?」










声のする方を見るとそこには小柄な可愛らしい顔をした男の子がいた











『僕、危ないからあっちから帰りな〜お兄さん達今忙しいからさ』





『中学生は早く家に帰って宿題しときな』










その子は片方の男の背中を目掛けて走った

どこ行くんだろうと思った瞬間その男を蹴飛ばした











「誰が中学生だ!!お前の目は節穴か!!」





『痛って〜な!!なにすんだよ!!ガキだからって容赦しね〜ぞ!!』







男2人は小柄な男の子に襲いかかった




「危ない!!」

私は目を手で覆った






何度も鈍い音が聞こえてくる

男の子の無事を確認する為に目を開くとその光景に絶句した







「え…」





そこには私に絡んできた男2人が横たわっている

男の子はと言うと制服も全く汚れていなければ髪型も乱れていない






そんな彼がこっちに近付いてくる






「…」






「大丈夫ですか?」





「あんたこそ大丈夫?腕赤くなってるけど」





「私は大丈夫です。助けてくれてありがとうございます」





「そこ通りたかっただけだから。じゃ」





「待って!!口怪我してる」






「あぁ1発食らっちゃった時か」






「ちょっと待っててください」







私は近くの公園に行きハンカチを濡らして男の子の口へ当てる






「いった…」





「ごめんなさい…私があの人達に絡まれなきゃこんなことならなかったですよね…」






「あんた悪くないじゃん。絡んできたアイツらが悪い」





「ごめんなさい…」






「また…まぁいいや、あんた家どっち?」





「あっち方面なんですけど電車です」





「じゃあ俺の自転車使って駅まで行きな。また絡まれたら厄介だろうし。駅にこの鍵つけて置いておいてくれたらいいから」






「でもそれじゃああなたは」






「俺は今から学校戻んなきゃだから。じゃあ自転車だけよろしくな〜」






「あ、あの名前!!名前教えて下さい」






「森田」





「森田くん」





「じゃ」








そう言って小柄な男の子は走り去ってしまった








「森田くんか。あの制服、確か櫻坂高校のやんな。明日ちゃんとお礼したいし行ってみようかな」





そんな事を考えながら帰っているといつの間にか家に着いていた






布団に入り今日の出来事を思い返す






「今時親切な人もいるもんやな〜にしても強かったな〜小さいから俊敏に動けるんかな。まさか高校生やったなんて私も怒られるところやった(笑)」









次の日の学校終わり借りた自転車をもって櫻坂高校に向かう






「勢いできたものの名前しかわからへん…なんや緊張するな〜」




そして通る人通る人の視線が痛い

その通りすがりの1人に声をかけられる






「ねぇ誰か人探してんの?」





「え?えと…あの…はい」





「君、名前わ?」





「田村保乃です」





「ほのちゃんね。探してる人の名前とかわかったりする?」




「苗字だけ。森田さんって方です」






「え…森田?もしかしてちっこくて中学生みたいな?」







「あっ!!そうです!!その方です!!昨日色々あって自転車貸してもらって返すついでに直接お礼も言いたくて…」






「へぇ〜あの森田がね〜ところでほのちゃんは何処の高校なの?」





「櫻女学園です」






「えっ!!あのお嬢様学校の!!」






「はい(笑)でも私は全然お嬢様とかそんなんじゃないです(笑)」







「えぇ〜でも女の子らしいじゃん。可愛いし彼氏とかいないの?」






「いないです(笑)男の人ちょっと苦手で(笑)」






「俺とは話せてるじゃん(笑)」






「それは話たくさんしてくれるからです」





「話すの好きだからね〜このまま付き合っちゃう?(笑)」












バコっ!!








「な〜に口説いてんだよ。また女にひっぱたかれるぞ」






「痛って〜な。あ、ひかる!!ちょうど良かった!!お前にお客さん」







「お客さんって……あ、あんた昨日の」





「こんにちわ。昨日はホントにありがとうございました。自転車返しにきました」





「駅に置いておいてよかったのに」





「昨日なにしたんだよ〜(笑)ってかお前昨日部活サボったよな!?」





「昨日はあれだ体調不良だ」






「うそつけ!!」






2人はじゃれあっていた

その光景が面白くて私は笑ってしまった









「ほのちゃんこの後帰るの?」






「はい。直接お礼言いたくて来ただけなので」





「いい子〜やっぱり俺の彼女に…」





「ならね〜よ」





「ひかる、お前には言ってない」





「じゃあ私帰りますね。森田くんホントにありがとうございました。でわ」






「待って。あんたこの後なんか用事ある?」





「ないです」





「ちょっと付き合って欲しいところがある。もしよければだけど…」





「全然大丈夫ですよ。助けてもらったのでどこでも付き合います!!」






「ひかるが女の子誘ってる!?嘘だろ!?あんなに告白断ってるひかるが!?今日嵐がくるぞ!!ほのちゃん逃げて!!」






「天、うるさい。もう帰れよ」





「ひかる女子としゃべれるの?俺も行こうか?俺も暇だよ?」





「いい。うるさいから。じゃあな」







そういう森田くんに私は着いて行った