仕事終わり私はリサに会いたくなり電話をかけてみる





最近異様にリサに会いたくなる

なんでだろう









プルルルル






「はーい、平手?どうしたの?」




「リサいま何してる?」




「今は友達とご飯してるよ〜」




「そっか、ごめんね、邪魔して。かけ直すや」




「え?いいよ?」









すると後ろから色んな声が聞こえる









「えっ!!平手ちゃん!?会いたい!!」




「生てちちゃんみたい!!」




「てちちゃんもきたらいいよ!!」




「うるさいなぁ〜(笑)勝手に話進めないで!!」




「あははは(笑)友達の前でもリサはリサだね(笑)」




「ごめんね〜うるさくて。平手くる?話あるなら聞くしここで話しずらいとかならあとでお家きてもいいし」









私は数秒考えた

人見知りだし緊張しいだし

でもリサに関わる人のこと知りたいし私は行くことに決めた






「うーん、人見知り爆発するけど行こうかな」




「えっ!?ホントに!?おいでおいで♪途中までお迎え行くし」




「それはありがたい。じゃあ今から行く〜」




「とりあえず場所送るね♪」









私はリサと電話を切ったあと送ってもらった住所に向かう為歩いて向かう







「もうすぐ着くよ〜っと」










プルルルル






「はーい」




「平手?今お店の前に出たんだけど見えるかな?」









私は当たりを見渡しすぐに見つける

私はいつどこでもまっさきに見つけるのはリサだから

無意識なはずなのに必ずリサが1番最初に目に入る

そして見つけた瞬間満面の笑みを向けてくれるリサが大好き








「平手〜こっちだよ〜」




「リサ〜」







私はリサに抱きつく




「仕事お疲れ様〜疲れた?」




「う〜ん、そこまでかな〜ホントに私いてもいいの?」




「もう平手の話で持ち切りだから逆にいてくれなきゃ困るかも」








そうやって困り顔でいうリサ

可愛い///





「すごく緊張する」




「きっとそれすぐなくなるから大丈夫だよ(笑)お酒も入ってるから面倒かもしれない(笑)だから平手は私の近くに座っときな〜(笑)」




「うん、わかった」







私はリサの後ろについて賑やかな声のする個室に着く






「お待たせ〜平手きたよ〜」




「キャー!!顔ちっさ!!可愛い〜色白い!!」




「生てちちゃんだ!!こっちに座りなよ!!」




「これが噂のてちちゃんかぁ〜」




「うるさい。他の人の迷惑なるからそんな声出さないで」




私は圧倒されリサの後ろに隠れる






「ほら、圧がすごくて平手が隠れちゃったじゃん(笑)」





1人がリサの近くにきて私の手を取って席に座らせ座った途端両端を固められた








私は困りリサに助けを求める



「ね〜平手困ってるから私の隣にこさせて」




「ダメ〜これからリサのあれこれ聞くんだから」




「無理無理。やめて。平手何も話さなくていいからね」




「リサは優しい…」




「「「可愛い〜!!」」」




「喋った!!」




「何この声の小ささ!!」




「てちちゃんなんか食べる?お姉さん奢っちゃう♡」




「えっと…リサ〜」




「あははは(笑)だよね(笑)こっちにおいで(笑)」










私はリサの隣に行く








「人見知りがすごいからあんまりガツガツいかないでって言ったんだけどなぁ(笑)お酒入ってるからだね(笑)ごめんね」




「大丈夫。リサも飲んでるの?」



「少しだけね」



「私も飲みたい」



「いいよ。飲みな飲みな」





リサの友達はすごく気さくな人達で少しすれば話せる程度にはなっていた





「てちちゃんリサってグループだとどんな感じだったの?」




「基本グループの中心にいた。リサが喋るとみんなよってきて奇声発し出す」




「奇声発し出すって(笑)でもあのリサがね〜中心なんだ〜意外〜」




「なんで?違ったの?」




「リサはなんて言うんだろう昔は1人でいることが多かった。誰ともつるまず自分の席で本読むか外見てボーッとしてるかだったかなぁ。私は仲良くなりたくて毎日話しかけてたんだけど、あれも人見知りだから全然仲良くなれなくてね〜(笑)大変だった(笑)」




「それはわかる気がする」




「てちちゃんもリサタイプでしょ?」




「えっ!!うん…人付き合い苦手で…」




「そんな気がする(笑)でもリサに言われたことがあるんだよね。仲良くなってしばらく経ったくらいの頃にね、あの時話しかけてくれてありがとうって。極度の人見知りだから自分から話しかけれなくて心細かったって。すごく嬉しかったって。リサらしいよね。感謝を恥ずかしげもなく伝えれるあたり」








リサが友達を大事にするのがすごく分かる気がする

リサの性格もあるけどみんながみんな暖かい

リサのことよくわかってて器が大きい人ばっかり

リサの気遣いとかは友達からも来ているんだろうなぁと思った






それから高校の時のリサの写真とかを見せてもらった。高校の時から顔ができている






「可愛い〜」




「リサ可愛いよね。でもリサのあのお姉ちゃんっぽい感じはてちちゃんの前だけだね。新鮮(笑)基本甘えただからあの子」





「そうなんだ。私の前ではしっかり者のお姉ちゃんだよ。だからすぐ頼りたくなるし甘えたくなる」





「それリサに言ったら喜ぶと思うよ〜リサてちちゃんの話ばっかりだから(笑)」




「そうなの?どんなこと話されるの?」




「リサはてちちゃんが可愛くて可愛くてしょうがなくてもういっそのこ…」




「やめて!!もう何も言うな〜(笑)そして私の平手返せ〜ずっと独り占めしやがって〜」




「リサはすぐ会えるからいいじゃん(笑)私達はもう会えなくなるかもしれないんだから〜ねぇ〜てちちゃん」




「また会いたい」




「素直で可愛い〜♡チュー」







するとリサが友達の口を手で止めた





「それはダメ。悪酔いしすぎだから。平手が困ってるでしょ」




「リサ怖〜い(笑)そりゃそうだよね〜(笑)だってリサは…」




「わぁーーーーー!!」






いきなり奇声をあげると同時に友達の口を再び手で押さえる







「平手大丈夫?嫌になってない?」




「なってないよ。楽しいしリサの昔のこと聞くの楽しいし嬉しい」




「平手は可愛いな〜食べちゃいたい!!」




「///」




「「「可愛い〜顔真っ赤」」」





それから終始4人から愛でられみんな出来上がっていた

私も普段あまりお酒を飲まないので顔がポカポカでポーッとしていた







「じゃあまたね〜楽しかった、ありがとうね〜」




「またリサの仕事ない時集まろうね〜♪」




「うん。また連絡する〜気をつけてね〜」




「てちちゃんまたね♪リサの事よろしくね♡」




「うん、バイバイ」






私とリサは友達と別れ2人でリサのお家に向かう





「平手大丈夫だった?」




「うん。ホントに楽しかったし普段のリサと少し違って面白かった。また違う一面を見れた」




「それならよかった〜平手この後どうする?家来る?」




「行きたい」




「なんか相談とかあった?」




「違うよ。会いたかっただけ」




「可愛いな〜」








そうこうしているうちにリサの家に着き飲み直すことに







「平手ってお酒強いの?」




「あんまりたくさんは飲んだことないかなぁ」




「でも強そうだよね(笑)」




「わからないけど強いと思う(笑)リサ弱いでしょ?」




「よくわかったね(笑)すぐ眠くなっちゃう(笑)」




「そんな気がした(笑)」









私達は色んな話をしたりテレビを見ながら結構な量のお酒を呑んだ





「リサ大丈夫?」




「らいじょ〜ぶらよ〜」




「全然大丈夫じゃない(笑)」




「平手〜ずっと守るからね…Zzz」




「リサ…」







私はリサの事がずっと好きだった

頼りがいがあって甘えられて

優しい笑顔が好きでたまに毒吐くリサが面白くて

1人でいる私をいつも輪の中に入れてくれるのもリサでみんなの中心にいつもいるリサは私の憧れだった

こんな完璧な人が世の中いるのかって

いつも目で追って目が合えば平手〜って寄ってきて抱きしめてくれるそんなリサが大好きで

いつの間にか誰よりもファンになっていた







「ファンなんだけど近すぎかなぁ…でも人間って欲深いよね…もっと近付きたくなる…今だけ、今日だけ…」







私は寝ているリサの手を握りほっぺにキスを落とす




自分でしたにも関わらずめちゃくちゃ恥ずかしくなり顔を伏せる




「わんちゃんみたい(笑)可愛い〜」




酔って寝ているリサに起きないだろうと思いひたすら話しける



「リサって好きな人いるの?」




「…」




「私はリサが好きだよ…///面と向かってじゃなくても照れるな///こんなんじゃ本人になんて伝えられないや///」






それから私は寝ているリサにべったりくっつきながら携帯をいじったりテレビを見たりしていた




「眠たくなってきた…」





私はウトウトしだす

私は寝転びながらリサに抱きつきながら寝心地のいい場所を探す





「ふぁ〜いつの間にか寝ちゃったな(笑)えっと…平手…あははは可愛い〜くっついてる」







リサが起きたから私も起きようとするけどお酒のせいか全然起きれない





リサは私の頭をなでる

髪を掻き分けたかと思えばほっぺをつんつんしてくる





「モチモチ〜赤ちゃん肌最高」





しばらく私で遊んでいるようだ

でもリサに触られるのは嫌いじゃない

心地がいい

余計に眠りにつきそうだ








「平手好きだよ」




「えっ!?」






私がガバッと起きると同時にリサの顎と私の頭がぶつかった




「「いったーい」」




「ごめん、リサ!!」




「なんだよ〜起きてたのかよ〜」




「もうすぐ睡魔に襲われて落ちるとこだった」




「そうだったんだ(笑)酔いは大丈夫?」




「私は大丈夫、それよりもリサさっきのって」




「もう誤魔化せないよね(笑)私平手が好きなんだよね〜結構前から(笑)困るのわかってるから言わなかったんだけどさ。この状況はもう足掻きようがないから言うね。平手、私は平手が好き。恋愛感情で」







リサも私の事好きだったんだ

嬉しい。ものすごく。なんて表現したらいいんだろ

胸の内からフツフツと何かが込み上げるような感じ






私はずっとしたかったことをする

リサに寄り添い唇に向かって自分の唇を押し付ける









好きと気付いてからずっとこうしたかった

周りと同じじゃなく特別になりたくてキスをすれば気づいてくれるかなって思ったりもして、でもそんな勇気は出なくって、私は臆病だから…









今は同じ気持ちってわかったからすぐに体が動いていた

まさかリサも同じ気持ちなんて知らなくて、でも今お酒入ってる…





「リサ、お酒入ってるけど覚えてる?」




「覚えてるよ。今日平手泊まっていきなよ。明日またちゃんと言いたいから」




私は嬉しくなって涙目で頷く







「平手はいくつになっても可愛いね」










リサはそう言ってはにかんだ