ささやかな僕の抵抗。

ささやかな僕の抵抗。

百合小説。48グループ好きです(.・v・)ノ
推しは北原里英ちゃん。
主にりのりえ さえゆき中心です。

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さっきからケータイが気になって
全然集中できない


はやくLINEの既読つかないかなあ

なんて思いながら次の撮影現場に
向かう準備をする





佐江ちゃんが名古屋に行ってから
随分と経った


あの頃は毎日感じていた
佐江ちゃんの温もりに
いつから触れていないんだろう



「佐江が名古屋行っちゃったら
ゆきりん生きていけないね」


なんて笑いながら私を抱きしめてくれた佐江ちゃんが忘れられなくて…



佐江ちゃんの腕の中で泣きそうになるのを堪えながら
「大丈夫だよ」
なんて強がってたわたしって相当馬鹿だったな。


大丈夫なわけないじゃん。






「お疲れ様でしたー」


撮影が終わりやっと家に帰宅する

明日も早朝から仕事だ




『やっと撮影終わったよ。佐江ちゃん今日は何してたの?最近忙しそうだね』


朝送ったLINE。まだ既読がついていなかった。


最近LINEしても返信が遅い

前なら…名古屋に行く前は…
すぐに返信くれてたじゃん



佐江ちゃんが忙しいことはわかってる


でも…昔とは違うことを実感してしまう

わたし以外のメンバーと仲良くしてるのかな?
わたしにしかしてくれなかったことをSKEの子にもしてるのかな?
考えるたびに嫉妬という感情が込み上げてくる。


わたしって相当重い女だよね…
こんなこと考えてたら佐江ちゃんだって嫌われちゃう…


「はあ…もう寝よ。」


ため息交じりの独り言


そんなときだった

~♪♪


着信音が鳴る。

あ、この音は佐江ちゃんだ…

佐江ちゃんからの電話だけ
他の人の着信音とは違う音にしていた



やっぱりLINE迷惑だったのかな…

何言われるんだろ…あんまり出たくないかも…

でも…佐江ちゃんからの電話なんて珍しい

ためらいながらも
 応答 のボタンを押す

「もしもし?」

「あ!ゆきりーん!LINE返せなくてごめんね?」

「ううん…全然平気。私こそ佐江ちゃん忙しいのにごめんね」

「どうしたの?なんかテンション低くない?」

「そんなことないよ!元気元気!」



佐江ちゃんには気付かれたくない
いつも通りのテンションで行かなきゃ


「でさ、ゆきりん今家にいる?」

「え、あっうん…今ちょうど寝ようと思ってたとこ…」

「よかったー」

「え?」


---ピンポーン


もう…こんな時間に誰だろ…

インターホンの画面を見ると




そこには寒そうに手に息を
吐きかけている佐江ちゃんがいた。


なんで?
一瞬頭が真っ白になった


ガチャ。


「さ、佐江ちゃん!?なんでいるの!?」

「へへっ。たまたま今日は東京のロケで近くまで来てたからさ、会いに来たの。驚かせたくて連絡しないでおこうと思ったんだけど遅い時間だから…一応電話しとこうって…」


愛おしくて…思わずキスした

あ、この感覚久しぶりかも…

なぜか今までのことが込み上げてきて
涙が出た。


「ちょ、ゆきりん!?なんで泣いてんのー!そんなに佐江が来たのが嬉しかったの?」

なんて言いながら頬をつたう涙を佐江ちゃんがぬぐってくれる


いつから触れてないのかすら思い出せない
佐江ちゃんの温もりを久しぶりに感じた。


抱き寄せられて…
泣きながらまたキスした…



やっぱり私は佐江ちゃんがいないと生きていけないんだよ。


パジャマだし、
髪だってボサボサだし、
すっぴんだし、


久しぶりに会うなら
もっとかわいくおしゃれして会いたかったな



なんて思ったけど今はそんなこと
どうでもよかった



離れてた分だけ佐江ちゃんの
いっぱいいっぱいの愛を感じられた

冷えた体を温めるように…



「佐江はねー、名古屋行ってる間もずっとゆきりんのこと考えてたんだよ?」

そう言いながら私のベッドで寝っ転がる佐江ちゃんは、あの頃の佐江ちゃんのままで安心した





そして
いつのまにか私たちは
甘い夢を見ながら
深い眠りに落ちていた…