最近つくずく思うことがある。
怖いぐらい、周りが温かい。
理一朗の周りの人達は、理一朗や、わたし達家族のことを、優しく包んでくれるような人達ばかりだ。
学校の先生方をはじめ、通学団の子供達や、近所の子供達、近所の家族達、友達、
みんな、みんな、なんで仲間に入れてくれるの?なんでそんなに優しく接してくれるの?
不思議に思っちゃうくらい、あの子は本当に ラッキーな出会いばかり今までしてきている。
学校の先生達は、理一朗の目線で接してくれる。
英語を教えに、たまに学校に行く私。その行き帰りに、理一朗の様子を見るのが楽しみで、
そっと、廊下の隅から、教室を覗く。
先生も、他の生徒も気づいていない。
理一朗が本当に楽しそうに先生と話をしたり、勉強をしたりしている。
あまりに、楽しそうで、涙が出ちゃう。
東京から友達親子が遊びに来た。
5才の子は、りぃちゃんの言っている事が分からなくても、楽しそうに遊んでくれる。
そのお母さんも、「りぃちゃん、りぃちゃん」と接してくれる。りぃちゃんの事を分かろうとさえしてくれる。
あの子に障害があっても、何の偏見もなく付き合ってくれる。
近所の人達は、「りぃちゃんも家に遊びにおいでよ~」と言ってくれ、仲間に入れてくれる。
みんなで一緒に成長してけばいいじゃん とさえ言ってくれる。
感謝の気持ちでいっぱい。
あまりに皆が温かいから、涙が出ちゃう。
家で隠れて泣いてると、ももちゃんが来て、
「ママ、どうして泣いてるの?」なんて聞いてくるときがある。
不安に思うのか、モモちゃんが「ママ、大好きよ~」って言ってくれる。まだ2歳なのに。
りぃちゃんは、ぎゅーっと抱きしめてくれる。
「りぃちゃんも、ももちゃんも幸せだね。」そう言うと、
「うん」って言ってくれる二人。
ますます泣けてきちゃうわ。