「オデュッセイア」を観てきました。

ネタバレありです。

原作はギリシャ神話、ホメロスのオデュッセウスなのでネタバレといっても知ってる方も多いでしょう。


観る前は、ストーリーはギリシャ神話で知ってるし、ノーラン監督は好きだけど3時間は長いなあ、くらいでした。


観て良かったです! 

よくこの題材を3時間で収めたなあ、さすがにノーラン監督!となりました、

これこそ是非劇場でどうぞ、と人にお勧めしたくなる映画でした。



ギリシャ神話はかつてラテン語で読み込んだのですが、とにかく全ての画面に迫力と緊迫感があり、3時間全く退屈しませんでした。


オデュッセウス役のマット・デイモンは久しぶりですが、やっぱりとにかくカッコいい💞

カリュプソ(シャーリーズ・セロン)が最初はただ親切で助けたのに、いつの間にか惹かれて7年も側に引き留めてしまったのが、マットだと大変よくわかります。


オデュッセウスの息子・テレマコスのトム・ホランドも大変素晴らしかったです。


生まれてからずっと顔も知らない偉大すぎる父・オデュッセウスと誰からも比較され続ける。父王がいないからと、母への求婚者達からも軽く扱われ、肝心の母・ペネロペ(アン・ハサウェイ)からも「まだ父様には遠く及ばないから!」扱いにキレて父を探す旅に出るのも無理はありませんて。重厚な世界観の中、トムホのフレッシュさも際立っていました。


そしてとにかくトロイの木馬の場面や怪物たちが大迫力!

訳あってオデュッセウスがポセイドンとゼウスに呪われたせいで、海路が荒れまくるのですがその迫力も凄まじかったです。

魔女キルケーも怖いし、ホラー好きにもおぜひ勧めしたいです。


気がつくと怖くて息を止めている場面がしょっちゅうありました。絶対にオデュッセウスについて行きたくないです😂 

 

テネットでは切ない演技で上手かったロバート・パティンソンが今回は嫌らしい求婚者を好演していました。憎らしかったです。


絶世の美女・トロイのヘレンが黒人で話題になっていましたが、他にもブラック系が出ているのでそこは気にならなかったです。日本人なら松本若菜さんとか似合いそう、とか想像して楽しかったです。


しかしヘレンの顔に傷がある設定は気になりました。あれはパリスとの不貞に怒った夫がつけたものなのでしょうか?


今回の映画では、トロイ戦争の原因はヘレンの美貌というよりは貿易覇権だと暗示されています。

その上で顔に傷を負って自己肯定感が下がったヘレンに「全て私のせいなの。ごめんなさい」と言わせるのは二重に残酷だなぁと思いました。


しかし、


「客人はもてなせ。神かもしれないから」


という「ゼウスの掟」は酷いと思いました。


これがあるせいでオデュッセウス不在のイタケは20年も横暴な求婚者達を、毎晩毎晩全力でもてなさなければならなかったのです。


これで財政破綻しなかったとしたら、イタケに王妃ペネロペの美貌と相まって求婚者達が殺到するのも納得です。


ものすごくお勧めしたいのですが、ちょっとだけ可愛いワンコが気の毒な目に遭う場面があるので、苦手な方は要注意です。

 

最後にキャスト紹介

 

人間サイドキャスト

✳️オデュッセウス(マット・デイモン)

知勇を合わせ持つイタケ王。トロイア戦争の帰路、冒険心からの選択が苦難を招く。


✴️ペネロペ(アン・ハサウェイ)

王不在の中、玉座を守るイタケの王妃。夫への愛と、不届き者への怒りを胸に秘める。


✴️メラント(ミア・ゴス)

ペネロペに仕える侍女。忠誠心は低い。


✳️テレマコス(トム・ホランド)

オデュッセウスとペネロペの一人息子。顔も知らぬ父を探して旅に出る。


✳️アンティノオス(ロバート・パティンソン)

ペネロペに求婚する者の一人。やがて強硬手段を画策する。


✳️エウマイオス(ジョン・レグイザモ)

王家に忠実な豚飼。視力を失っているが、テレマコスに剣術を指導。


✴️ヘレネ(ルピタ・ニョンゴ)

スパルタ王妃。その美貌がトロイア戦争のきっかけとなった。


✳️メネラオス(ジョン・バーンサル)

スパルタ王。オデュッセウスの武勇をテレマコスに語る。


✳️アガメムノン(ベニー・サフディー)

トロイア戦争時のギリシャ軍総大将。メネラオスの兄。


神様サイドキャスト

✴️アテナ(ゼンデイヤ)

知恵と戦いの女神。オデュッセウスにしか見えず、要所で姿を現し語りかける。

 

✴️カリュプソ(シャーリーズ・セロン)

オギュギア島に住む精霊。漂着したオデュッセウスを歓待し、蓮を与える。


✴️キルケ(サマンサ・モートン)

アイアイエ島に住む孤独な魔女。無作法な者を“ある姿”に変える。