※ネタバレしています!

※白浜優斗(赤楚衛二)寄りです

 

あらすじ

再びワームホールを出現させ、なんとか過去へ戻ることに成功した乗客たち。しかしたどり着いたのは元いた2023年ではなく、地球環境が激変する半年ほど前の2026年5月の東京だった! 元いた世界から3年後ではあるものの家族との再会を喜ぶ優斗(赤楚衛二)紗枝(上白石萌歌)たち、成長した我が子を抱きしめる佳代子(松雪泰子)…皆が思い思いに過去へ戻った実感を味わう中、直哉(山田裕貴)もまた、気にかけていた弟・達哉(池田優斗)との再会を果たす。

やがて元の生活へと戻り、未来で見てきたこと、まもなく地球に起こる出来事について必死に訴える乗客たち。しかし警察や政府は彼らの証言を本気にしないばかりか、植村(ウエンツ瑛士)らの勝手な行動もあり、乗客たちは周囲からの好奇の目に晒されてしまう。ただ、加藤(井之脇海)が未来から持ち帰った隕石を手にした蓮見(間宮祥太朗)だけは、何かに気づき…。そんな折、直哉の体にはある重大な異変が起こっていて…。公式ホームページより

 

感想

今回、内容が痛くて刺さりすぎてかなり凹みました。毎回キャラに感情移入しすぎて辛い。でも見ごたえがある。

ようやく浮上してきて、優斗の闇落ちを楽しめるようになってきました← 

リビングの冷房が故障中でまだ取り付けにしばらく時間がかかるので、セリフとかは違ってると思いますm(__)m

 

5号車の皆さん、病院で検査を受けて事情聴取されて、割とあっさり社会復帰出来ました。

家族のいる人は会えてよかったー!ただ、3年後なので色々変わっていることも多い。

 

直哉も弟に会えて、更生してて良かった!

牛丼を食べる場面では思わず泣きそうになっちゃった。私なら泣く。なんで弟はひき気味なの(達哉に厳しめ)

 

しかし自宅に戻ると弟は彼女と同棲してる・・あれは疎外感感じますよね。

その上、先週のラストであの黒いモクモクに触れたせいか、美容師の命の右手に力が入らない

 

個人的に刺さったのがコンビニでの「選べない」場面。未来では水を飲むのすら一苦労だった。

戦地から戻った兵士が社会に馴染めない様を見ているようで苦しい。


ネットでは5号車の人達が特定、拡散され、紗枝もが体育教師を退職せざると得なくなる。

 

とどめにあの母親。直哉達兄弟を捨てたのに、苦労しました自慢ですといきようようとインタビューに答える。

しかも弟の達哉は詳しい事情を知らないから「あれが母さん?」みたいにただ驚いている。

手のことはもちろん、直哉にはこれが一番きつかったんじゃないかと思います。。

血が繋がった母がこれはおちますよ。毒親にもほどがある。

 

これでもかと不幸がてんこ盛りの直哉。

これでは直哉じゃなくても曇りまくります。。どんどん光を失っていく山田裕貴の演技が上手くて辛い。

 

紗枝が勇気を出して「あなたのことが気になります」とほぼ告白をしても「未来のことは忘れた」と突き放してしまう。

直哉、強がってないで素直に紗枝に頼ってほしい泣

 

一方、優斗はミスで大怪我を負わせてしまった先輩・高倉(前田公輝)と再会。

「やっと言える。これからは前を向いて」と告げられる。

ろくに目も合わせてくれなかった高倉の家族の態度も和らいでいた。少しづつ歩けるようになってきたのかな?

こちらも良かった!高倉先輩、素晴らしい人ですよね。


優斗の最大のトラウマがようやく溶け始めるこの場面はすごく良かったです。前田さんの熱演も素敵でした。

 

また、優斗は約束していたお好み焼き屋に紗枝を連れてきました。実現してよかった!

かつて思いを寄せていたお好み焼き屋の真緒さん(志田彩良)は既に結婚していた。やっぱり🥲

でも、優斗は「ちょっと心が抉られた」と言いつつも「幸せそうで良かった」と心底嬉しそう。

 

ストラップを置いて真緒への気持ちのけじめがついたのか、優斗はさっぱりしています。

紗枝のことを好き?みたいな態度をちょっと出してくるけど、同士や友人としての好きな気もする。

直哉とうまくいって欲しいんじゃないかなあ。

 

実際、直哉に偶然会った時に「畑野さんは俺が支える。それでいいのか?」と発破をかけてる。

でも、直哉はクソみたいな世界だ、救う価値はない。未来に帰りたいと優斗につげる。


直哉はいつも優斗にはネガティブな本音を打ち明ける。バディとして信頼している証。

紗枝には恋愛の「好き」が根底にあるから、微妙に違うんですよね。ここら辺の匙加減は好き。

いつも前向きに頑張る優斗だからこそ、ネガティブを受けとめて貰えると信じてるから言えるんでしょう。

 

また、優斗は何度警察に日記や証言をしても大災害のことは全く信じてもらえない。

3年ぶりに突然現れてほぼ年を取っていない5号車の面々そのものが超常現象、乗客の証言は一致。

それなのに世間に誰も相手にされないってことはあるんでしょうか?

ウェンツ達が暴露して、それこそネットは大騒ぎじゃない?


せめて刑事の村木(白石隼也)・ウィザードは信じてよ、最後の希望じゃなかったの?と理不尽に怒る私。

 

誰より家族に会いたがっていた寺崎さん(松雪泰子)が娘に会えたのは感動。


加藤(井之脇海)かつての恋人のために購入した自宅に皆がしょっちゅう集まってるのには和みました。

ローンが残っても家を買った甲斐があったというものです。

優斗は消防士の寮住まいですから、これは有り難かったはずw


 

和真(日向亘)小春(片岡凛)のカップルは親に会えるも、妊娠を打ち明けたらやはり苦い顔をされたよう。

それはそうか・・でも、3年ぶりに戻ってきたんだから、もう祝福してあげれば?

孫が実際に生まれれば可愛いよお父さん。和真は頼りがいが出て男らしさが増してカッコいい。

来週、赤ちゃんを紗枝に託すみたいだけど、どんな事情なんだろう?

 

癒しの米澤(藤原丈一郎)くんが田中(杉本哲太)の娘さんに会いに行った場面は泣けました。

ミーポはお嬢さんの子どもの頃の呼び名。

田中、いいお父さんでもあったんですね。哲太の演技力がすごすぎて思い出すだけで泣くってすごい。

米澤くん、本当にいい子だなあ。藤原丈一郎くんが初演技と知って驚きました。演技上手いね!

 

明石(宮崎秋人)は既婚者だったんかい!かなり衝撃でしたよ。明石ーー!

しかも玲奈(古川琴音)は不倫していた訳でもないのに、職場に奥さんが押しかけて炎上。

これはものすごく玲奈がすごく気の毒。家族との面会もなく、明石が心の拠り所になるかと思ったのに

2026年に来た玲奈は大騒ぎするかと思いきや、意外と冷静。

古川さんは女優として大好きだったけど、どんどん玲奈が好きになるマジック。玲奈は救われるのかな?

 

あれこれしても災害は信じてもらえず、どんどん身元が特定され、生きにくくなっていく5号車の乗客。

一縷の望みの蓮見教授とも、加藤はまだ会えない。

 

優斗は消防士として復帰。火災現場にかけつけるも、野次馬や迷惑YouTuberに邪魔されて被害者を助けに行けない。

あまりに邪魔をするYouTuberを思わず突き飛ばした場面が切り取られ、拡散されて仕事が出来なくなる。

 

絶望した優斗はロッカーで一人、涙を流す。。

この場面、痛いけど赤楚くんの涙が綺麗でした。


誇張されてるけど、今でも切り取られ方によってはあり得ないことではないからなあ・・

まあ現実には消防士への妨害行為は犯罪だし、それがわかればネットリンチに合うのはYouTuberの方だとは思う。 


推しがいる人はネットの無責任な書き込みに傷ついた経験、一度はあるでしょう。

寺崎さんが社長というだけで権力ㇳ繋がってると誤解されて炎上気味な場面はリアルすぎて辛い。。

 

なんでこんなに知らない人をそこまで叩くの?と思った経験は一度ならずともある。

でもネットに限らず現代に生きてる以上、誰もが被害者側になる可能性もあるとも感じる

加藤の「現代人が一日で知る情報量は昔の人の一生分」というセリフに象徴されてました。

 

テレビのネット批判てダブスタかつ一方的でリアリティを感じないことも多く、あまり好きではないんですが、このドラマは未来でのサバイバルから2026年。

SF設定と山田くん、赤楚くんはじめ出演者の演技のすごさで説得力がありました。ネットに留まらずメディア含めた現代情報社会への警鐘。

 

特に未来で何を言われようと何があろうとずっと必死に人一倍どころか100倍くらい頑張ってきた優斗。


優斗は何があっても傷つかない訳じゃない。未来でも何を言われても何があっても傷つきながらも必死で前を向いてきたからこその絶望。


過去に戻って地球の未来を変え、皆を助けるという目標があったから頑張れた。

それが2026年ではツールやシステムは揃っているのに、目の前の人を救うことが出来ない。

 

皆を助ける、がモチベーションの優斗。

これまで過酷な未来で誰より頑張ってきた時も最初は特に痛々しかった。 


それが未来で直哉と紗枝にトラウマを話し、前を向くことが出来て、実際に過去に帰ってきた。

その未来で直哉や5号車の人達の生きずらさを目の当たりにして、言わずとも責任も感じていたはず。

 

赤楚くん、未来でも最初は瞳が曇りがち→吹っ切れて光が戻るからの闇落ち

瞳が綺麗な分、こんなに虚ろで闇のような表情は怖いくらい。


私は赤楚くんの演技に大いに影響を受けるからファンになりました。

だからあの闇落ちの虚ろな瞳はものすごく辛かったし痛かったし、金曜は寝つきが悪く、土曜も早く目が覚めましたw

毎週、優斗に感情移入しすぎて辛い

 

でも、それでも優斗の闇落ちが見られて喜んでいる自分もいる。

特に赤楚くんのあの表情と、直哉と優斗とやり取りはゾクゾクしました。

主演が山田裕貴、2番手が赤楚衛二、上白石萌歌で心底良かった、と毎週かみしめています。

 

ペントレの山田くんと赤楚くんのケミストリー、すごくないですか?

山田くんも役を越えて本物のバディのような絆を感じているそうですし、お互いに刺激を受けて話し合って撮影しているそう。

自分でもペントレにこんなにはまるとは予想を超えていました。

あと、単純に消防士姿の優斗がスタイル良くてかっこよかったラブ


チャックOK,だけはラジオで最初の10分チャックあいてた赤楚君を思い出して笑ってしまった。

その子が同じ役でリーダー格のヒーローから闇落ちまでをこんなに自然に深く演じている・・!赤楚沼が深い所以。

 

からかい、否定しながらも一番、優斗をヒーロー扱いしているのは直哉。

優斗にならネガティブな本音を言える

騒動を知ってすぐに優斗のもとに駆け付けたのも直哉

 

「こんな世界、もう終わればいい」

「お前が言うなよ!」

 

正直、ここら辺は直哉も勝手だとは思う。優斗も人間なんだよ😭

ずっと頑張ってきた分、曇ったら深く絶望してしまう危うさは最初から秘めていた。

私は優斗の完璧じゃない、人間味のあるところが好き。

 

でも直哉の気持ちはわかる・・・!

直哉にとって優斗は最後の希望の象徴。

優斗にだけは何があっても前を向いていてほしい。

だから優斗に闇落ちされるとどうしていいかわからないし適当に励ますなんて出来ない。

 

次週最終回。優斗は希望を取り戻せるのか、直哉と紗枝は気持ちを通じ合うことが出来るのか。

もう一度未来に行く直哉と紗枝達?2026年に残る優斗?どうなっちゃうんだろう。

私が望むハッピーエンドにはならなくても、希望を感じるラストにはなってほしい。直哉の手は治るんじゃないかな。


未来組は皆こんなに頑張って必死に生きてきたんだもん。6号車の人達は?田中さんとはまた会えるの?

覚悟して最後まで見届けます!