舞いあがれ!がついに終わってしまいました。実は絶賛ロス中で凹んでます泣

半年間あっという間でした。

※ネタバレが含まれます※

 

貴司くん(赤楚衛二)はパリで八木のおっちゃん(又吉直樹)に出会い、「貶されても褒められても辛い」と吐露。

八木のおっちゃんの前だと子供に戻って本音を言える貴司くん。

 

歌が詠めなくなった原因が幸せなことだけはなく、自分がいいと思っていない短歌を褒めれたことだと明かします。最終週にクリエイターならではの悩みにフューチャーするとは、歌人の桑原亮子さんならでは。

 

貴司くんをヒロインの夫としてだけでなく、結婚しても一人の人間として描いてくれている。

実際、結婚してからの方がいろいろあるもんね。

ここらへんをきちんと描くのは「失敗しても迷ってもまた立ちあがればいい」がテーマの一つだろう舞いあがれ!ならでは。

苦悩する貴司の色気よ・・・パリの部屋お洒落ですね

 

しかし八木のおっちゃんの過去が重い泣

もうちょっと貴司と一緒にいてあげてよ、とも思ったけど、一人にするのが彼の優しさなのでしょう。コロナ禍の欧州を放浪ってかなり苦労しただろうなあ。無事でよかったよー。

フランスだと英語圏と違って簡単な言葉しかわからないもんね。

 

貴司が復活するのはやはり舞ちゃん。

窓から見たパリの空に飛ぶ飛行機を見て、舞ちゃんとの思い出が蘇ります。

 

コロナ禍と貴司の心中がリンクして辛い・・・

からの希望の表情と目の変化が鮮やかでした。

赤楚くんは目の光まで操れるのでしょうか?

すぐに帰れないのはこの時期を思い出してしまった。

数か月後、貴司はようやく舞ちゃん歩ちゃんのもとに戻れました。

 

一方舞ちゃんは貴司くんの言葉から空飛ぶ飛行機のアイデアが降りてきた様子。

舞ちゃんのこういうところ、賛否両論みたいだけど私は実はかなり好きラブラブ

舞ちゃんて優しくて周囲の為に動ける人だけど、中身は一流アスリート並みの意思の強さを持った女性。やりたいことを見つけたら苦労を苦労とも思わずまっしぐら。

舞ちゃんは天才肌ではないけど、発想や実行力は天才のそれでしかないんです。

 

舞ちゃんも貴司くんも、存在自体がお互いの癒しで優しく背中を押してくれるけど、仕事に絶対に介入しないところはすごくいいなあと思う

柏木学生(目黒蓮)どころか吉田学生も舞にはついていけなかったかもしれない。世間では変わり者と呼ばれる貴司くんと相性がいいんだからそれでいいんですw

ただ、やっぱりあの幼馴染と結婚したんだ、とは柏木は思ったことでしょう笑

 

アビキルは舞が今まで関わってきた人達の尽力もあり、形になってゆきます。

朝陽くんが朝陽くんのまま成長し、良いところを伸ばせて受け入れられる場所が出来て良かった!そしてラストは2027年、ここはびっくりしました。


めぐみさん(永作博美)は章くんに会社を引き継ぎ、ばんば(高畑淳子)と五島に移住。
悠人兄ちゃん(横山裕)と久留美ちゃん(山下美月)にも子供が生まれました。

この2人の子供だけあって超可愛い!お願い


舞ちゃんがかささぎにばんばと医師を乗せて初フライトを皆が見守る。

子供の頃からの出来事が走馬灯のように流れていきます。

 

ここからは航空学校編の面々。
そしてなにわバードマン編の皆が集合する熱い展開。
やっぱりなにわバードマン編は毎回が神作品。
 

なにわバードマンのフライトと貴司くん五島編は泣けてしまった

一太夫婦との子供で子役2人が再登場して出会うのも最高

 

久留美ちゃんの「貴司くんが自分を見つけた場所です」も彼女の貴司くんへの友情と信頼を見て感無量。久留美ちゃんも悠人も大好きなので幸せになって良かったよー泣くうさぎ

きっとお父ちゃん(高橋克典)も喜んでいることでしょう。

 

めぐみさんの「舞がiwakuraのねじを乗せて飛んでる」

ばんばの「舞、向かい風に負けんかった」

 

何より舞ちゃんの涙ぐんだ表情にやられました。

ジュリエットアルファもまた聞けたし、航空学校編も無駄にならなかった。

個人的に舞ちゃんがすごくいい子なんだけど単なるいい子じゃないところがツボでした。

 

「一つ目の目的地」というのが今後も舞ちゃんの人生を予想させて胸熱です。

 

※※※

 

赤楚くん出演ということで見始めた「舞いあがれ!」

久々の朝ドラ鑑賞(実際は夜に録画を見てた)、まいんちゃんの幼少期も知らない、でしたがとても楽しかったです。桑原さんの繊細さも良かったし、他の脚本家の方もお疲れ様でした。きっと裏では制作陣やスタッフの多くのご苦労があったことでしょう。

 

舞いあがれ!はツッコミ所もあるけど、神回が非常に多い作品でした。

 

子供時代、舞の五島編、なにわバードマン、航空学校編(特に大河内教官)、

貴司の失踪からの五島編、リーマンショックからの五島での朝陽くん編、IWAKURAピンチのお父ちゃん編、舞と貴司が両片思いからの通じ合うまでと貴司の創作での苦悩、舞と貴司の結婚、歩ちゃん誕生、悠人と久留美の気持ちの揺れからの結婚、アビキルの刈谷玉本先輩、貴司のパリ行き、ラストの空飛ぶ車での大団円。

 

思い出すだけでもこのくらいあります。

東大阪の町工場や、航空学校のあれこれを知れたのも楽しかったです。

好きなキャラクターだらけだったのも大きい。

そしてキャスト全員がはまり役で好きな俳優女優も増えました。

高畑淳子さんと永作博美さんはすごすぎた。

初期の柏木学生はちょっと気の毒でしたが・・目黒蓮は好きになりましたお願い

 

やはり福原遥ちゃんのピュアで前向きな存在感と演技が素晴らしい!

高橋克典さんにも「芸能界にずっといてこんなにすれずにいられるのか」

と評されていました。あと一年やりたいというのも素晴らしい。

ヒロインが彼女で良かったと心底思います。毎日癒されました。

 

インライも感謝祭も終わって正直、寂しくて仕方ありません。

桑原亮子さんはどちらかというと夜ドラ向きな気もするのでまた違うドラマで会いたい。

俵万智さんも応援してくれたり、毎日楽しかったです。

 

赤楚くんは最後まで梅津貴司を演じ切りました。

間違いなく赤楚衛二の代表作の一つになるでしょう。

ともあれ関わった方々全員お疲れ様でした。ありがとうございます!