ネタバレしています!
録画しておいたのを最終回まで観ました。
坂元裕二脚本は結構好きで、カルテットも大豆田とわこも観てました
独特の大人のファンタジーめいた世界観と大人ならではのリアルさが入り混じる
ただこれは初回を見て、なんとなく放置。
実は4回くらいまでは途中眠くなったり、キャストは全員上手いのにあまり興味を惹かれず。
しかし、5回で一気に引きこまれました。
それからは寝る間を惜しんで1日2話ずつ観ました
変人すぎた鹿浜鈴之介(林遣都)の過去にまさか泣かされるとは
彼があのおばあさんに出会えて良かった
興味の対象が他の子供と違う、一般的ではなかったというだけだった鹿浜。
子供時代の鹿浜が誰を傷つけたというのだろう
ヘビ女(松岡茉優)の言う通り、彼の小中学校時代の同級生や先生はクズ
おばあさんとヘビ女が、鹿浜を肯定してくれて良かった
孤独だけど優しさを知っているヘビ女は彼に惹かれる
しかし最初に監禁された人はただただ気の毒だった
この辺の、人の矛盾をしっかり描くのが坂元さんらしい
出演時間は短いものの、リサ(満島ひかり)も素晴らしい
一方で、馬淵悠日(中野大賀)や亡くなった兄もまた切ないを通り越している
エリートだった兄・馬淵朝陽(毎熊克哉)は人好きのする悠日を羨み、もっと話をしたがっていた。
悠日はコンプレックスから兄を遠ざけたことを後悔し続けている
鏑木星砂(つみきせすな・松岡茉優)が優しく控えめな彼を愛するのもわかる
このドラマを服部渚(佐久間由衣)目当てに見始めた私は超少数派だろうな笑
かのきれ以来注目しているけど、彼女が画面に出ると目で追ってしまう
あの髪型で可愛さを封印してもなお魅力が溢れている
渚に片思いし続けた小鳥さん(柄本祐)が報われそうなラストで良かった
柄本佑の軽やかで優しい存在感がこのドラマの救いだった
石子と羽男とは全く違った意味で、ここにも泣きたくなるような優しい世界が構築されていた
雪松所長(伊藤英明)の罪と果てしない苦悩
多重人格ものはともすれば現実離れした話になってしまうけれど、いかに魅力的にファンタジーにするかが大事だと思う
これや中村倫也主演映画「水曜日が消えた」はそれに成功している
しかし、坂元裕二さんはよくこれだけ伏線を散りばめたストーリーに、切なくも醜くも美しい人間模様を織り込んで、なおかつ独自の世界観を構築できるものだと感動する
4話までいまいちと思っていた私の見る目のなさよ😂
好みは別れそうだけど、役者全員とてつもなく上手いので、安心して世界観に浸れます
菅田将暉に似てる子だなあと思ったら、弟さんなんですね
これの視聴率が低いのは無理もないけど、じっくりドラマを観たい人や小説、ミステリー好きには超おすすめ
森園さん(安田顕)などもっと見たいところもあった
でもあのくらいで終わるのが余韻があってちょうどいいのかもしれない

