※個人の感想であり、他のどんな感想も批判するものではありません。

具体的なネタバレなしですが、映画の雰囲気バレはあります

 

ウルトラマンにもエヴァにも詳しくありません。

シン・ゴジラは面白くて、庵野さんてすごい才能なんだなあ、程度の人間が書いてます。

 

とても面白かったです。

序盤の怪獣(字違いはお許しください)達の迫力。

ウルトラマンの美しさと臨場感。

科学と宇宙空想科学の興味深さ。

(実際は私はほぼわかってないんですが・・・笑い泣き

ここにもマルチバースが出てきた!(ドクター・ストレンジも観ました)

未知なる文明から観た地球と地球人。

政治の描き方も偏りがなくて心地よい。

テンポが良くて緻密で規模がワールドワイドな日本映画は珍しいし良いですね。

 

主人公の斎藤工は、ウルトラマンになってからの演技が良くてちょうどいい怪しさ。

西島秀俊さんの安定感は予想以上。本当に禍特隊の隊長に見えます。

山本耕史のメフィラス星人は、キャスティングが天才。

実はこれを目当てに劇場に足を運びましたが、結果として大満足。

 

長澤まさみの使い方は賛否両論だろうなあ。

個人的には困惑半分、素直に美しさに感嘆半分。演技上手い。好きな女優です。

と思ったら、あの場面はオマージュでもあったのですね。

 

多くのテーマが描かれていますが、とにかくストーリーが面白いのと、押しつけがましさや不要な暗さがないので、楽しみつつもいろいろ考えるきっかけになる作品。

個人的にそういうタイプの作品が好きです。

 

あと、ウルトラマンの行動が切なくてたまらない。

人格者・神永(斎藤工)の行動がもとになっているので、どうしてもそうなるんですよね。

 

観る人によって解釈が分かれるタイプの作品でもあるけど、細部にわたってこだわりが伝わるし、視聴者に丸投げではありません。

とにかく終始ワクワクしました。

情報量が多いけれど、それが快感に繋がるタイプの作品でした。

寝不足や疲れた時に観ると頭がパンクするかも。

ウルトラマンに知識やこだわりがないからこそ楽しめた部分もあるのかもしれません。

でも、詳しい人にはたまらない作品なんじゃないかな。

 

庵野さんが監督だったらもっと良かったかもしれないけど、もっと時間がかかっただろうなあ。

エンドロールに「庵野秀明」の名前が多すぎて笑ってしまった。確かにこれで監督までやったらきりがなさそう笑い泣き

米津玄師さんの主題歌も素晴らしい。

SNSで彼が描いたウルトラマンをみましたが、上手くてびっくり!

 

 

映画館に観に行って良かったです。

しかし、二度以上観たくなる映画が多すぎ問題。

実際に何度も観に行ける訳ではないんですけどね。