ネタバレ回避に初日に観てきました。私も夫も犬飼貴丈ほどではないけどマーベルが好き。
これ、前評判に違わずものすごく面白かったです。
これまでのスパイダーマンを観ている人ほど面白いけど、そうでなくても楽しめそう。
トム・ホランドは上手いし少年めいた繊細な風貌はスパイダーマンにぴったりだし最高です。
これから観る方は絶対にネタバレなしで観ることをお勧めします!
スパイダーマンは過酷な境遇なのに軽妙洒脱なピーターの性格が魅力でそういうところが大好きです。
ピーターは両親が逝去し、美しく優しいメイおばさん(マリサ・トメイ)が実質上の母親。
科学・理科・数学系の成績は天才。秀才設定だけどほぼ天才ですよね。
・ヒロイン MJ(ゼンガイヤ)
・親友 ネッド(ジェイコブ・バタロン)
二人とも頭も性格もいいので、彼らのやりとりが楽しく、内輪もめもないので観ててストレスゼロ。素晴らしい設定で大好きです。
前回、ファーフロム・ホームで最高の終わり方をしたと思いきや、悪役ミステリオのせいで、
スパイダーマンの正体が全世界にピーターとばれてさあ大変!からの話です。
ファーフロム・ホームを劇場で観終わった時、「早く続きを!」と思ったのに、今回も早く続きを!と思ってます。興奮して書いてます。
もう、エンドゲームで巻き込まれまくってるのにピーター、試練を与えられすぎ・・・
マーべル、ディズニーに買収されてからあざとくなってない?と言いつつ思う壺。
しかもミステリオ、ピーターがヒーローの仮面をかぶった悪だと疑いを撒き散らしていったため、風評被害で彼女のMJや親友のネッドのMIT進学にまで支障が出る始末。
まず3人ともバイトとかスパイダーマンとかやりながらMITに進学できるレベルの頭脳。
なんとかしてくれないかと、エンドゲームの縁でピーターがドクター・ストレンジド(ベネディクト・カンバーバッチ)をたずねます。
それを人の話を聞かないドクターが魔法で解決しようとしてさあ大変!な展開です。
いや、そんな全世界やパラレルワールドまで巻き込むマルチバースとかが発生するような魔法を使うなら、せっかちに魔法を使おうとせず、その前に細部をピーターと話し合おうよドクター。エキセントリックな人だから仕方ない・・のだろうか?
ドクターなりに世界を救いながらも大変な身の上になってしまった少年・ピーターを気遣ってこれなのかと思うと、フフっとなりました。
ベネディクト・カンバーバッチ演じるドクター・ストレンジも大好き。
でもこれは突っ込まずにいられません(笑)
ピーターも頭いいとはいえまだ子供なので、足りないところはあるんですけどね。
確かにその後の展開は大きく想像を超えていました。
ネタバレなしで感想を書くと、ものすごく面白いけどどこまでピーターに過酷な試練を負わせるのか、そしてピーター・パーカーはどこまで健全で自己犠牲を厭わないヒーローなのか。
それを全く重苦しくなく見せてくれるこの映画の質の高さよ。
これだからスパイダーマン大好きです。
ヒーローものって重くしようとすればどこまでも出来るし、それも悪くはないんです。
でも、私はスパイダーマンの軽妙洒脱差が好き。
大いなる力には大いなる責任が伴う。今回、この言葉が出てくるタイミングで泣きました。
とはいえ、エンターテインメント性に振り切ってる作品でもあるので、絶対に観て損はしません。これまでスパイダーマンを観たことない人も過去作を見たくなること間違いなしです。
今年5月にドクター・ストレンジの続編も公開されますね。
これまでドクターはマーベル作品への客演が多くてそれも楽しかったけど、ようやくです。
ここからちょっとネタバレ
今までのヴィランズ、過去のスパイダーマン大集結。
メイおばさんの座右の銘、「全ての人に救いの手を」を実践しようとしたために、ピーターは大切な家族を失います。ここらへん、息が止まりそうでした。
世界中の人(近親者除く)の記憶からスパイダーマンの正体を消し去ろうとドクターストレンジの魔法で、マルチバースが発生し、違う世界の過去のヴィランが大集合。
彼らを救おうとしないのはピーターじゃない、とMJやネッドが迷うことなく全面支持なのが潔い。彼女と親友が賢い設定、ほんとに無駄がなくて素晴らしい。
スパイダーマンといえば、サム・ライミ版。
トビー・マグワイヤが大大好きな私としてはそれだけで大満足です。
トビーの演技が見たくてたまらないのに、ここ数年ほぼ映画に出てくれないので寂しかった。
賭博中毒でハリウッドから敬遠されてるという噂が本当なら勿体なさすぎると思ってたので、これをきっかけに俳優業に本格的に復帰してくれると嬉しい。
アメイジングは実はネタバレにくじけて一作目しか見ていません。
主役は赤楚衛二も好きなアンドリュー・ガーフィールド。
「BOY A」も良作でした。重い作品だけど押しつけがましさゼロなところが良い。
でも今回、さすがに見とけばよかったと思いました。
ものすごく面白いけど、ピーターなにもかも失いすぎて辛い・・・
それなのに名もなき人々を助けようと病まず絶望せず前を向く姿が健気。
トム・ホランドは今度3作品、スパイダーマンとしてマーベル作品に出演が決まっているそう。
マーベル(ディズニー)のトムの囲い込み方がエグイ(笑)
エンド・ゲームでいろいろ終わらせちゃったから、大人気のトムの肩にいろいろかかってきてるような気がしなくもありません。
とても嬉しい反面、彼には若いうちに並行して他の作品にももっと出て欲しい。
トム・ホランドの演技はもちろん、あの繊細な風貌が変わらないうちに他の映画でも見たい欲張りです。
そういえば去年、マリサ・トメイ主演の「忘れられない人」という映画を見ました。
大変美しい映画で、クリスチャン・スレーターが大人気だったというのも納得。
マリサ・トメイめちゃ可愛い。そしてそれから何十年経っても自然な美しさ。
ヴェノムの続編も見ようかなあ。評価が高くないから迷ってたけど、同じ理由のマトリックス レザレクションズは個人的には大当たりだったし、見ないとわからないですね。


