ころせんせーの著者・松井優征の「逃げ上手の若君」1・2巻を読みました

ネタバレしています。

 

 

足利尊氏の出現によって24日で鎌倉幕府が滅亡。

 

主人公・北条時行は次代幕府を継ぐ者として命を狙われる立場に逆転。

もとよりお飾りの立場だったはずの時行は未来への展望もありませんでしたが、

天性の「逃げる才能」は備えていた。

異母兄・邦時が叔父に裏切られて殺されたことを知り、初めて復讐を決意する。

 

諏訪大社のご神体、不思議な力を持つ諏訪頼重によって、時行の逃避行が始まります。

逃避行といっても、「逃げる特異な才能」「時行を認め、支える個性的な仲間が増える」

「弓の腕があがる」

 

等、「逃げる」がメインながらも少年漫画の王道をいっており、大変面白いです。

全部文字通り命がけです。痛快な展開も多いのが良いです。

 

足利尊氏は戦の天才ではあるものの、サイコパスどころかほぼ人外の化け物のように描かれており、それも面白い。

足利尊氏=カリスマ性のある傑物で天才=いい人では決してない=魅力満載。

歴史ものはそこらへんが面白いところ。

 

これを読むと時行はもちろん、諏訪時重という人物が非常に気になるようになります。

 

足利尊氏を題材にした大河・太平記は両親が夢中で観ていた記憶があります。

去年か一昨年再放送されていたので録画済ではあるんですが、なぜか1・2話が未録画。

これを読むと、それでもやっぱり観たくなる。

 

でも年末年始に大河にはまったら大変だ・・・今も年賀状とかやりながら書いてますあせる