ネタバレしてます
誰が犯人なのかどんどんわからなくなってきましたw
このドラマ、一見、悪役側?かと思うようなキャラも魅力的。
ミッチーしかり梓しかり加瀬しかり。
そもそも渡辺息子がいなければだけど・・・役者さんはすごいですね。
主人公側に感情移入はするけど、最初からそれぞれの事情が推察できるので、それを思うとしきれないところもある。いや、梨央と優はほんとに悪くないんだけど!
そこらへんも面白いな~と思ってみてます。
桑子(佐久間由衣)はほんとにいい子だと思う。あとやっぱり由衣ちゃん可愛いなあ。
あの時点で宮崎大輝(松下洸平)と真田梨央(吉高由里子)や優(高橋文哉)が近づきすぎて危険だと感じて上司に報告は当然だと思う。ものすごく反省しているし、すごく素直。
大輝への感情はバディ愛。刑事として尊敬している。
上司の山尾は単純に良い人ではないけど、犯罪者を挙げるという点ではそれもありかと。
津田健次郎もカッコいいんだよね。
後藤(及川光弘)は何を抱えてるんだろう?と思ったら会社愛とお金の板挟みになってたんですね。
真田梓(薬師丸ひろ子)と会社への忠誠心で横領をしてしまった。
彼女に利用される形で療養への追い込まれたけど、メンタルだけじゃなく、身体を検査して、きちんとした病院での治療が必要だと思うだけど・・・それやると真田ウェルネスの不正が公になるからさせてもらえないのだろうか?なんか白い部屋に一人で不憫でした。それともあそこはきちんとした病院なのかな?
加瀬(井浦新)も怪しさMAX。梨央のためにはなんでもするもんね。
怪しすぎて違う気もする(笑)
梨央への気持ちは恋も入ってるかもだけど、家族になりたいがまさに一番大きいんじゃないかと思う。
ただ、真田グループ自体がクリーンではないし、何かしらやってる気がする。
梨央が純粋に優のために新薬開発に没頭出来たのは、周囲がグレーなことを少しづつ引き受けてたから、もテーマのひとつなのかな?と思ってしまう。
綺麗ごとだけじゃ何も出来ないよって。
新薬開発は理想であり多くの人にとって夢だけど、莫大な資金がかかる。
私生活や色んなものを犠牲にして会社の金庫番を必死でしてきたミッチーからしたら面白くないよね
会社が全てだったんだね。
ただでさえ介護ビジネスは現場の人達だし・・と思ってしまう。
梨央の私生活が地味なのは、過去のせいだけではなく、彼女が賢くてそこらへんも理解しているからかも、も少しはあるのかもしれない、と感じた。吉高由里子はこの役すごく似合ってる。
真田梓も母親だから娘の願いは叶えてあげたい、でも利益も大切。
これも会社トップなら当然。
もちろん、だからって悪いことしていいにはならない。
でも清濁併せ持ち、貫禄ある薬師丸ひろこさんの演技はほんとに上手くて素敵。
大輝はもう刑事としてより、梨央との関係に重きを置くことにシフトチェンジしたのかな?
でも生活安全課の仕事もきちんとしてるし、梨央との将来のこともちゃんと考えてる。
もし、持っていたら事件の情報を梨央に話しそう雰囲気なのはさすがにどうかと思う。
そこまではまだしていなくてホッとした。いくら松下洸平がカッコよくてもそれやっちゃったら警察の人間として信用出来なくなっちゃう。そこらへんの危うさも魅力ではある。
ただ、どう考えても穏やかな幸せが続きそうにないので、この二人の場面が見られて良かった。つかの間の幸せそうな時間って切ない。いつまで見られるんだろう。
青木奈菜は大輝に会いたくないのもすごくわかる。藤井は何か関係してるのか。
その為に警察に入った、とかだったらどうしよう。
優は大変だけど弁護士目指してほしい!24才でバイトしながら弁護士って相当にハード。
薬が完成したら、自分が犯人じゃないことも、勉強にも役に立ちそう。
その場合、加瀬が悪いことにかかわっていると辛すぎるよねえ。
法律では、かつての殺人犯であっても弁護士にはなれるんです。
中山七里の御子柴シリーズが好きなのですが、それを知った時は衝撃でした。
そして、どうやってあの場面にいきついてしまうんだろう。
ミステリーや恋だけでなく、多角的に楽しめるドラマです。小説を読んでるみたい。

