タイトルから察してください。でも全否定でもないです。
SUPER RICH,場面場面は楽しんでるし、続きが気になるので最後まで視聴するでしょう。
楽しんでいる方達を否定するものではありません。
3週くらいまわって面白くなってきたところもある(笑)
そう、このドラマは場面場面は見ごたえがあるんですよね。
いい役者を脇やゲストにまで揃えているのは大きい。
来週冒頭も松嶋菜々子と町田啓太の場面から楽しみです。
優は一体どうなってしまうのか。確かにジェットコースター。
とにかく江口さんが上手いし味があるので、優と衛の場面も可愛いしほっこりする。
ただ、赤楚くん可愛い役じゃなくてもいいのにな、とこのドラマを見ると言いたくなる。
つくづく江口のりこさんは素晴らしい女優だと再確認している。
優との場面では可愛らしいし、見ていてもフフっとなる。
スタイルが良くて独特の華や味があるし、当然演技は自然で上手い。
町田啓太赤楚衛二と並んでも遜色がない。
彼女だから、優と衛の年の差恋愛も今のところ楽しさが勝っている。
他の女優では考えられないくらい、氷河衛を魅力的に演じている。
赤楚くんも優をきちんと演じていると思う。
ただ衛にあそこまで憬れる理由は納得できるものではないし、まだこれから何か出てくる可能性は(一応)ある。
優は良くも悪くも精神年齢5歳くらいかな?と感じることも。
下の甥っ子のイヤイヤ期を思い出すんですが・・・
その純粋さと強さに世間知らずな衛が惹かれるのも(二人の演技込みで)わかる。
町田さんに「ご主人様とペット」と言われていたそうで、いまのところそれがしっくりくる。
ただ、この脚本家は悪意なく春野優や春野家を描いているのか、そうでないのかは気になる。
優にまるでさあ叩いてくださいと言わんばかりの言動をさせる。
20代後半であんな無茶をしたら身体にくるし、平均睡眠時間1-2時間くらいにしか見えない。
それを4カ月も続けるって無茶苦茶。
優の母親はこの前まで体調が悪くて泣きながら息子に土下座していたのに、すっかり元気で衛の都合を考えず平気で連れまわす。
こんな人はいないだろう。
ここで、相手が好きでも結婚を考えなおす人が多いんじゃなかろうか。
毎週誰かが土下座するのもいたたまれない・・・ツッコミはじめるとキリがない![]()
ツッコミどころのないドラマや映画などほぼない。それをどう扱うかが問題。
悪意がないとしたら、お金はないが愛はある家庭、を完全にはき違えている。
それともこういう言動をするから貧乏になるんですよ、これが貧困層ですよ、と言いたいのだろうか。
だとしても随分と趣味が悪いやり方だ。
パワハラの描き方と同じで、描くとしても別の方法がいくらでもある。
自尊心とお金がテーマの一つのようだが、どちらの描き方も乱暴に見える。
借金がまるで恋を盛り上げるためのゲームのアイテムのような扱い。
今回は衛を白無垢姿で駆け回らせる場面を撮りたいために、脚本や演出をこねくりまわしていた。
撮りたい場面を優先させて、それに繋がる言動をキャラにさせているように見える。
脚本が雑。実はまだ優や妹が両親と血が繋がっているのか疑惑を持ってしまう(ひつこい)
両親がそのくらいのお人好しで、春野印刷を続ける事情も、今まで尽くしてきてくれたベテランの工員を見捨てられない、の一言でもあれば少しは違うのに。
各キャラクターや会社を省略しすぎているので、優の言動を批判する以前の問題になってしまう。時間をかけてほしいのではない。少ない時間で説得力のある描写は出来る。
かのキレの宗介(中島健人)も私は難役だと思ったが、春野優はそういう次元を超えている。
中島健人も最初は相当叩かれていた。
そんなの芸能人だし役者なんだから当たり前、という考え方もあるが、個人的にはあまり釈然としない。春野優の良さは顔だけ、という意見は何件か見た。悲しい。
推しがどうとかではない。どうしてもある程度は相対的に考えてしまう。
それが良いことなのかどうかは別。もちろん、逆に良い役を演じて好感度や人気があがることも当然ある。
赤楚衛二さんに関しては、冷静だし自分の立ち位置を把握していて謙虚だし、今後の心配はしていない。
あとはやはり、彼は言葉にしづらいプラスアルファの魅力がとても大きい人だ。
いい仕事ばかり出来る役者なんて誰もいない。
江口のりこさんや演技派の役者達と仕事が出来て、更に成長してくれるでしょう。
ただ脚本はギリギリのようだし、役によって生活まで変えるタイプの赤楚くんも、優という役を咀嚼して役作りをするのは大変だろう。
他の役者もだが、このドラマでは特に春野優は特に批判を集めがちなキャラだ。
ただ、私は最初からフジに期待していなかったからまだ見ているのかな、と思う。
単に赤楚くんや出演者の演技が見たいというのももちろんある。
別ジャンルの推し(芸能人ではない)が、以前酷い目にあって、今では信頼できる地方のプロデューサー経由でないと番組に出ない。その人の場合、全く本人に非がなかった。
結論としては、それは関係なくこれがフジの今の実力なんだろうとなってしまう。
これも乱暴な意見だと自覚はある。いろんな人がいるし実力のある人もいる。
でも、信用こそお金では買えません。普通の会社と一緒です。
キャスト発表された時、私の最初の感想は「フジ、(悪い意味で)やらかしたな」だった。共演を喜ぶ気持ちより不安が大きかった。それが予想を超えていただけ。
線引き出来ていない(悪気なく他下げしたりする)チェリまほ好きも中にはいる。
ただほとんどはわきまえている方達だし、それはあまり気にならない。私も気をつけよう。
明らかにチェリまほ人気を利用したキャスティングをしたのはフジ、という思いは消えない。
ピュアでない私は、最初からフジの良心なんて期待してなかった。
線引きすべきは視聴者ではなく制作陣であり、それを意識しすぎて迷走したんだとしたら、最初から準備・認識不足だろう。
私はFODにまで登録しているのだから、引っ張り方は露骨でも上手いのは認めざるを得ない。
しかしそれも、ディレクターズカット版の配信が遅くなってきているのでうまみは少ない。
視聴者を楽しませよう、他にはない試みをしよう、という意図はすごく感じる。
ただ、残念ながらそれがから回って、演出もなんだか古く感じることが多い。
今週になってようやく仕事の成功描写も出てきた。もう少し早く観たかったなあ。
それを早くから見せれば随分と印象は違ったはず。
ところでこのドラマは全部で何話なんでしょうね。
