よしながふみさんの「フワラー・オブ・ライフ」を読みました。

「きのう何食べた?」は前から読んでいて、BLというよりグルメな人生悲喜こもごもという印象でした。面白い。

家族も新刊が出ると買ってきてくれたりします。

レシピ本としても優秀です音譜

 

 

大奥は友達から数刊借りて読みました。

非常に面白かったものの、結構展開が辛い。

完結したようだし、読めば面白いのはわかっていますがアセアセ

 

フラワーオブ・ライフはよしながさんには珍しいのかな?

学生時代のお話。

高校1年から2年になるまでのまさに人生花盛りのお話です。

ここから軽くネタバレありです。

こういう時って行を開ける以外、どうするのがベストなんでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

主人公の花園春太郎(はなぞのはるたろう)は白血病が治って、1年遅れて高校生活を始めたことを転向初日に宣言してしまうような書く仕事の嫌いな明るいイケメンキャラ。曲がったことも嫌いですが、基本的には柔軟な生活の持ち主。

 

彼の親友になる三国翔太くんがまた可愛くていい子なんです。

真島くんはドSというか、全く周囲の反応を気にしないようなオタクイケメン。

女性キャラや先生達も血が通っているので非常に面白いです。

 

漫画を描いていた実は美少女の武田さんなど多彩な生徒達が出てきます。

先生を絡めた恋愛描写もあり、倫理的にダメな部分もあるんですが、人間、間違ってもいいじゃない、と優しい気持ちになれる。人間描写が上手いよしながさんの持ち味ですね。

 

とはいえ小柳先生が一番の元凶ですよ。滋先生は好き。お姉さんも社会人としてはダメかもだけど、気持ちはわかる。。引きこもってても料理などはちゃんとおいしそうなものを作ってくれるのが素敵です。ご両親も面白くて愛情深いしいいなあ。

 

山根さんと坂井さんの本の貸し借りのやり取りとかもどっちの気持ちもわかります。しかし山根さんは人間が出来過ぎている。

 

春太郎と翔太が一緒に漫画を描いたり、みんなで文化祭やったり、恋愛や友情の機微も描かれており、本当に面白かったです。

作者と作画が違うとどんなに仲が良くても意見の食い違いはありそう。それを「業」と表現する武田さんは1人で漫画を描く。

 

ラストにかけて一大事があるのですが、私は正直お姉さんを責められない。あれは仲の良い姉弟であればあるほど辛い。

私が高校生なら、違う感じ方になっていた気がします。

アンティークでも感じたのですが、そこで終わるのか。それが憎いというリアルです。

 

春太郎が親友の三国翔太には言えないと、真島に心のうちをある方法で吐き出して、双方がある程度救われて良かった!

あれがなかったら主に真島がやばかったかも。

高校生活を思い出しました。今思い出すとなんでもないことが本当に楽しかった。あと、帰りの通学電車等でうるさかったですすみません。それを覚えているから、私は学生が電車で多少騒いでいてもマナー違反じゃない限り気になりません。

このご時世ではマナーの悪い学生さんなんてほぼいませんね。

 

誰にでも勧められる良書です。