はじめまして。
早咲(はやさき) りほです。→Yukoに変更しました。
私は、夫の二度の海外赴任で、アメリカで通算5年半暮らしていました。
海外赴任というと、必ずといっていいほど言われる数々の言葉。
「英語、話せるようになっていいね」
「お子さんは、バイリンガルになれるね」
「おしゃれな贅沢な家に住めるんだよね」
「いっぱい旅行に行けていいね」
「アメリカで暮らす?カッコいいー」
「海外生活、憧れるー」
日本にいる家族や友人たちが思い描くような世界とは違います。
いちいちツッコミや訂正を入れるのも、正直疲れてきて、ボイスレコーダーにセリフ入れておこうかと思うほどでした(笑)。
英語?
英語圏に行けば自然と話せる
ようになるにはなりません。
(キッパリ)
子どもだって、現地の学校に入って、英語と日本語を両方を使いながらの苦労はあるのです。
現地の日本人の友人たちとばかり、交流していたら英語できなくても生活できます。
(誤解のないように言うと、現地日本人との付き合いが悪い訳ではもちろんありません。
異国の地で母国語を話せる安らぎ、日本人目線の現地の情報交換もあったり。一生付き合える友人の出会いもあったり。)
環境や治安のよい家に住めるのは、勤務先の待遇によりますが、
そのくらいに住まないと
安全が確保されない。
日本人駐在員としての仕事を
全うする責任
の上に成り立っています。
旅行は確かに日本にいる時より行ける機会が多いですが、リフレッシュの意味もあったり。
海外にいる時しか行けない場所もあったり。
旅行したらしたで、ハプニングはつきものです。
ホテルのお風呂の水が出ない
だの、
部屋のエアコン壊れた
だの
その度にいちいち修理してくれとフロントまで頼まないといけない。もちろん英語💦
これだけでもエネルギーいる。
しかも、クレーム言いに行くのはいつも私。
ジャンクフードだらけの食事に
げんなり、
飛行機が
突然のフライトキャンセルで
帰れない
などなど。
海外生活はあくまで生活
であって、旅行でないのです。
よく家のモノが、壊れます。
冷蔵庫の電源が入らなく
なった。
水道からお湯が出なくなった。
浴槽にお湯を溜めても、
元栓が閉まらず漏れていく。
その度、拙い英語で大家さんに伝えなければなりません。
夫が海外勤務になったら迷わずについていくことを選択しました。
しかし、困ったことに問題は語学でした。
駐在妻の中には留学経験や帰国子女経験、仕事での経験があり、語学に困らない方もいらっしゃるでしょう。
私はそういうモノとは一切無縁、むしろ英語なんて苦手だ!と思っていたので、本当に苦労しました。
自分なりにかなり努力はしましたが、今でもまだ足りないと思っています。
好奇心旺盛、未知の土地へ引っ越すことも厭わない性格の私ですら、ホームシック、孤独や喪失感、挫折感をたくさん味わいました。
傍目からは「海外生活をエンジョイして帰りたくない」と思われた私でも、
本帰国前最後の半年以上は日本に帰りたくて仕方ありませんでした。
ただでさえ、自分の希望とは無関係に、異文化の土地に住むことになった妻たちは、
一から生活や人間関係を築いて
いく必要
があります。
日本の家族や友人、知人にも分かってもらえないつらさや苦しさ、悩み、葛藤が少しでも軽くなり、海外駐在生活を楽しめるものになりますように。
ブログ発信を通して、本帰国後もスムーズに日本の生活に慣れ、心の伴走者として、自分らしく生きられるようなお手伝いをします。
Yuko(早咲 りほ)