10月の声を聞き、ホテルでは早くもクリスマスや年末年始のディナーショー商戦がスタート。3度目婚を遂げた“女王”の松田聖子(50)が気を吐く中、寂しいのは“歌姫”中森明菜(47)の不在だ。
同性の圧倒的な支持を集めて、毎年チケットが数日で完売されるといわれる聖子は11月22日の横浜ロイヤルパークホテル(4万4000円)から全国のホテルを回る。
「ピークは一昨年の30周年だったが、プライベートも充実した今年は東京JAZZにゲスト出演するなど歌に磨きがかかっている。人気にかげりは全く見られません」(ホテル販促担当)
一方、歌手生活30周年を迎え今年のショーが期待される明菜だが、どのホテルにもラインアップされていない。一昨年秋のディナーショーが直前に中止となって以来、「疲労を重ねた結果の免疫力低下」と報じられ、今も長期休養中だ。
「体調はだいぶ戻ったと聞いている。今年のディナーショーでの復活も噂されたが、本人が完全主義者だけに、自信を取り戻すまでまだ少し時間がかかりそうだ」と、明菜に近い音楽関係者が明かす。
本人が姿を見せなくても、明菜待望論は根強い。
現在、BSフジでは、1992年のドラマ「素顔のままで」を月曜午後10時の〈名作ドラマアワー〉の枠で再放送中。ミュージカルスターの卵を明菜が演じ、図書館司書役の安田成美とのダブル主演で、25歳の女の友情が描かれた。最終回には31・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の高視聴率を記録し、台湾、香港でも放送された話題作だ。
また、先月30日にはTBS系の特番「甦る昭和の歌姫伝説3」で、ザ・ピーナッツ、青江三奈、ピンク・レディーとともに明菜の秘蔵映像をオンエア。新曲のジャケット写真をめぐり、男性ファン受けを狙うスタッフに対して、当時としては珍しい「女性の目線」でのセルフ・プロデュースを主張した明菜の素顔などが紹介された。
「ミ・アモーレ」(1985年)と「DESIRE」(86年)で女性初の2年連続日本レコード大賞を受賞したときの録画では、涙を流しながらも途中で気を取り直して朗々と歌い切る姿を紹介。インターネット上では、「今のアイドルとは比べものにならない歌唱力」「歌手が大人だった時代だ」など称賛の声が相次いだ。
伝説にするには、まだまだ惜しい。