広島で乳がんの治療をしている檜垣健二です。
私が最後に通信簿をもらったのは大学の卒業時かもしれません。その時感じたことは、他人の評価は正直だということです。この度、私は自分の都合で病院をやめて独立することになりました。そのことを患者さんに告げる際には、その事実と理由をお話しし、患者さんの不利益にならないようにその後のことを相談させていただいています。
手術が必要な方、化学療法が必要な方、再発している方は原則として今のままで後任の先生にお願いするようにしています。フォローアップ中の方や再発していても安定している方には患者さん自身にどうするかを決定していただいています。その時の私の気持ちは通信簿をうけとる小学生のようなものです。
合格と判定されるものは、今までの私とのつながりを評価していただく方です。これからの選択の結果は関係ありません。なぜならば、それぞれの方がそれぞれのご都合をお持ちだからです。もし、私がこのたび開業を志さなければ今回のような通信簿はいただけなかったでしょう。この貴重な通信簿の結果はこれからの開業に生かしていけたらと考えています。
広島で乳がんの治療をしている檜垣健二でした。