虹の橋と白い鳩  入院日記

乳がんの告知を受けてから闘病記録は残されています。
たった一行の短い日もありまス。検査結果の記録、検査日の心境、受診日の様子、日常生活、がん友とのやりとり、きめ細かい書き込みは読むに耐えません。
今回の入院日記は毎日がノートの1ページにびっしりで、何か思い残しのないよう書き詰めた気持ちが伝わってきます。
毎日見舞ってくれた乳がん患者会の代表中川さんとの会話は涙に包まれていました。

2月6日4時20分。
中川さんのお見舞いを受ける。
「再発して後2年です。と宣告され、看取ってくれる先生を決めた」こと。
「不安よ。どうしょうもないものが沸いてくるんよ」
涙が落ち始めました。
もらい泣きになり、今日、はじめて、こらえていたものが堰を切ったように涙が出てきました。
「父と母より後になりたい。」
そして夫にかわいそうな事になったことを口にしながら泣いた。
「泣かしたな、、、、。」と中川さん。

   5時35分からはホームテレビの乳がんの放送に
   出演の中川さんの番組を8分見た。

その頃、わたしはこれからの妻の闘病生活を案じ、退院後の緩和医療の手始めにかかりつけのお医者さん探に勢を出していました。