思い出のりぽーたー発 (34)  2010-8-14  

     (佐伯区) 勇壮神楽で夜市を盛り上げ
 
広島市佐伯区湯来町の大森神楽団(山本守茂団長、23人)は7月31日、同区五日市のコイン通り土曜夜市で神楽を上演した。汗びっしょりになりながらの熱演で、多くの神楽ファンを魅了した。

 五日市中央第一公園で夕暮れから約4時間、「源頼政」「紅葉狩(もみじがり)」など5演目を披露した。
華やかな衣装と躍動感あふれる太刀さばきに、集まった約1500人から大きな拍手と歓声が上がった。

 同神楽団にはファンのグループがあり、この日もメンバー25人がステージ正面で声援を送り、盛り上げた。世話人代表の佐々木優さん(46)は「間近で見る神楽は迫力満点。

公演があると聞けば、どこへでも出掛けて楽しんでいます」と、にこやかに話した。


 公園の脇には、五日市中央小おやじの会などが露店を出し、フランクフルトや焼き鳥、かき氷などを販売した。同会の吉迫一樹会長(32)は「神楽で夜市を盛り上げてもらい、ありがたい。
今年も多くの人に楽しんでもらえた」と喜んでいた。

 最後の演目は「八岐大蛇(やまたのおろち)」。火を吹く4匹の大蛇が迫力のある立ち回りを披露した。
山本守茂団長は「暑い日が続いて練習は大変だったが、力強い声援で苦労も吹き飛んだ」と感謝していた。(原畑忠則)