デイサービスで琉球舞踊
広島市東区矢賀の「コスモケア・エナジー・デイサービス」(堀島由利代表)で22日、「琉球舞踊 舞いへの誘い」があった。「紅倫の会 照屋倫子琉舞道場」が出演し、利用者ら80人を楽しませた。
「絆~きずな~今、私たちにできること」をテーマに、東日本大震災チャリティー公演として2回上演。「かぎやで風」「浜千鳥」「高平良万歳」「南風の女」など8演目をしなやかでゆったり踊った。
歌や三線(さんしん)、太鼓による「唄遊び」もあり、フィナーレは「安里屋ユンタ」をみんなで歌って踊って楽しんだ。
沖縄タイムス芸術選奨のグランプリに輝いたこともある照屋さんは、琉球舞踊『紅倫の会』をつくり、ペルー、台湾などの海外公演をしながら、全国各地で公演している。
7月にオープンした同施設では音楽療法を取り入れており、照屋さんと職員の徳永恵子さん(58)が親交があり公演が実現した。
徳永さんは「手狭な舞台だったが、心と心のふれあいができたと思う」と感謝していた。
友達と訪れた掘金成子(57)=西区井ノ口=は「素晴らしい琉球舞踊をこんな目の前で見せてもらって、びっくりした。お年寄りも元気をもらったのでは」と笑顔で話していた。 (原畑忠則)