『あおぞら子ども神楽団東北支援神楽』 
 
...
川内のNPO法人「あおぞら子ども神楽団」は3月30日・31日の両日、東日本大震災の被災地支援公演を仙台市で開いた。
勇ましい舞に観客約180人が励まされていた。

 29日午後、広島を出発。約1200キロを15時間かけて現地を訪れた。

会場は高砂市民文化センター。子どもたちを引率した副団長の平松大さん(30)は「ぜひ子どもたちの神楽を見てもらって、勇気づけたいと準備を進めてきた。みんなの協力で実現できた。

子どもたちも頑張る勇気と力をもらって帰るでしょうと」意気込んでいた。

 子どもを代表し、東原中2年の有森翔記さん(14)は「みんなで週2回必死に練習してきた。

被災者の方に喜んで見てもらって少しでも元気になってもらいたい」とあいさつした。

 子どもたちの演じる「大江山」では3匹の鬼が出ると「オー」と声があがり、「紅葉狩り」では姫が鬼女に早変わりしてスピードのある舞に大喜びだった。

 演目最後の「八岐大蛇」では6匹の大蛇が登場。大蛇が会場狭しと暴れ回り、次々に退治されていく精かんな舞に大きな声援と拍手が送られた。