近江商人道ー後編ー
近江商人道についてあと少し学びたい。
地理的に描写すると
琵琶湖の南端、大津から近江八幡一帯を近江という。
滋賀から岐阜にかけて、古くから大きな産業がなかった。
ですから、現地の人たちは商いを行商に頼らざるを得なかった。
そこで 彼らが着目したのが地の利でした。
江戸に 行くには東海道、少し北回りで中山道、日本海へは北国街道、
朝廷 京都・奈良にも近い、商都大阪へは淀川を船で下れば
なんてことはない。
物品の調達
行商から得た知識・情報から
人々が何を必要としているのか。
彼等は熟知していました。
ニーズを把握していたのです。
新鮮な魚
当時京都、大阪、奈良の
人々は 新鮮な
魚や魚介類に飢えていました。
特に盆地の京都・奈良では その傾向が強かった。そこで
近江商人たちは 若狭湾沖・日本海の豊かな海産物に着目した。
水揚げした 新鮮な魚を 塩漬けにして
陸路びわ湖の北端まで運びました。
そこから琵琶湖の南端、近江まで、船で運んだのです。
品物を 腐らせてはいかない。
時間との闘いだった。
新鮮な海の幸を運んできてくれる近江商人は
各地で大歓迎されたそうです。
次に 来るときには
着物用に反物が欲しいと女性たちから頼まれると、
、地元に戻ると
仕入れて すぐに 届けました。
奈良へは険しい山を
越えて運んでいったので別名
ー山越商人ーとも呼ばれたそうです。
今も 生き残る 富山の置き薬
ネット社会の今日でも置き薬屋さんはしぶとく存在する。
都内の妻の実家で見かけた光景です。
一年ぶりの富山の薬屋さんの来訪に高齢の義母は玄関先で
嬉しそうだった。
身内では おばあちゃん、喧嘩になると、クソババア。
薬屋さんにとって、おばあちゃんは禁句。
奥さんお変わりありませんねー。いつまでも若々しくて。
あら、そう?そう思う?やはりネー。
わかってくれるひとが久しぶりに
現れたわ。
じゃあ、今回 もう少し置き薬を増やして
もらおうかしら。
おじょうず!
置き薬屋さんの勝ちィー。
彼等は 名簿を頼りに一軒づつ歩いて回っていた。
置き薬屋さん(最近では配置薬ともいう)は
押し売りは絶対にしない。
むしろ孫が喜びそうな紙風船などを タダで 置いていく。
世間話をするだけで帰ってしまうこともある。
次につながればそれで充分だという。
リピート・ビジネスそのもの。
風邪薬、痛み止め、胃腸薬など過去一年間に、ー消費した分だけー
新品に交換し 清算する。
買い物難民と言われる お年寄りにとってこの方法は 分かり易いし 合理的だ。
手に汗する 近江商人の哲学・原点をそこに見たのでした。
海の向こうアメリカでは 有無を言わせず 根っこから徴収する
国民皆保険制度がなかなか成立しないらしい。
どこか 近江商人の考え方 共通するものを、私は 感じたのです。
以上 近江商人天秤棒。商いの基本。
ー三方良しー ホームページから 一部 引用しました。
近江商人哲学 三方良し
近江商人に学ぶ経営哲学
-三方良しー
都心・六本木で 二十年以上にわたり
不動産業・宅建業をしていた
人間が、何をいまさら と
言われるかもしれない、、、が
起業して 成功したい主な目的が4つ。
、1.まず異性(男女)がらみ。もてたい。
2.メルセデス・ベンツ BMWなどの高級外車を乗り回したい。
、3.アメリカ大統領が使うような
デカイ机と背もたれのある豪華な
椅子と机のある格好いいオフィスで働きたい。
あと4.ゴルフ・ これは半端じゃなかった。賭けゴルフをやらないヤツは
相手にされない。ゴルフが大の
苦手だった私は 相手にされなかった。 仲間はずれ。
ざっとこういったところ、
誰にも欲はある。が、快楽・我欲 最優先は考えモノだと今でも 思う。
今となってはイヌの遠吠えに 聞こえるでしょうー。
昭和60年前後のいわゆる昭和バブル期に遭遇した時 私が見た
業界 同業者のやり方は概ねこうだ。
銀行員をゴルフや高級クラブに接待し 事業資金を引っ張る。
事業を展開し 思惑通り 大金が入ると先ほどの4つの欲望を
満たそうとする。
欲望という本能がすべてに優先されていた。
じゃあ あなたはいったい どう考えているの?
商いの基本は近江商人のー三方良しーがいいと思っています。
売り手良し、買い手良し、世間良し。の三方良しです。
かつて近江商人は天秤棒を担ぎ
諸国を行商してまわったといわれています。
顧客のニーズを聴いて回ったのです。
質素倹約を旨とし、
今日の丸紅や伊藤忠商事のルーツとして知られています。
商いは手に汗して取り組むもの。
不労所得・アブク銭は身に付かない。
近江商人の基本哲学。です。
当然といえば至極 当然のことなのです。が
カネは魔物ジャア
ショートステイ最後の昼食中。
テレビニュースで都知事が5000万円の裏献金を受けていた、
とトップニュースで 報道されていた。
政治家と裏献金はつき物
さらりと聞き流していたら、
右隣りの高齢の女性・おばあちゃんの口から、
でたガンチクのあるコトバ。
カネは魔物じゃあ。
私は 若い頃こう学んだ。
ーユダヤ人の格言集よりー
人生、お金がすべてではない。
しかし、それはしばしば 役に立つものだ。
だから必要なのだ。
便宜上 ヒトが作ったお金。
お金は必要なもの。、
だが それは、ヒトが使うものであって
けっして 使われては ならない。
ただ、それだけのモノ。
ユダヤ人は達観している。