筋緊張が高い事が身体に悪いのは下手な専門家が診ても一目瞭然なので、筋緊張を落とす事は当たり前だろう。と中には思われた方もいるかもしれませんね。
一般の方でも筋肉は固いより、柔らかい方が良いと思ってると思われていると思います。それは確かにそうですよ。柔らかすぎもダメですけど。これは一般的なリハビリ風景でよくありますように、麻痺側の痙性に対して、マッサージや、ストレッチ、可動域訓練なんかは、一般的なリハビリですよね。
まぁ一般的な専門家はこれをひたすら毎日続けるだけなのがほとんどですかね。で、運動ガツガツみたいな。神経筋促通法も同じ運動。しかもこちら側から一方的に。『力を抜いてくださーい』と下手な専門家は簡単に言いますが、それが出来ないからリハビリに来ているのであって、温めて揉んで伸ばすくらい家族でも、子供でも出来るって言いたいですよね。一時的に和らげるなら麻薬、モルヒネなんかと一緒ですよ。
運動の神経回路が破壊されて、強い緊張が出ているのに、そんな外的な物理的なアプローチなんて、一時的に血流が改善するだけで、何時間かすれば元に戻ります。 全く意味ない。『ありがとう』と歓ぶ患者さんがいるのは、ないよりあった方がマシだから、言ってるだけ。専門家は勘違いするな。気付いてるくせに。(怒)専門家はとにかく逃げる。甘えすぎです。
ですから、目的は筋肉の緊張を落とすという事で、同じ事だ。という専門家もいるでしょうけど、ただ落とすだけじゃなく、最終的には自分の力で筋肉の緊張をコントロール出来るようにするための訓練ですから、一時的じゃない。感覚麻痺を治すための準備でしかないです。準備ですよ。準備。ですから一般的な筋肉の緊張の緩め方とは大きなプロセスの差があります。自分の筋緊張の緩め方に特殊性があります。ブログではその特殊性なんか、小指程度しか伝えれないと思いますが、書けるだけ伝えていきますね。(1人1人やり方は変わるから難しい)
まず、感覚麻痺があるのに、グリグリマッサージしたり、グイグイ伸ばしたりしたら、されてる側は感覚を予測出来ずに、防御性の反射が出ます。すると、一見筋肉は柔らかくなったように見えても、誤った刺激を加えた事により、刺激に対しての反射、つまり、痙性は強くなります。神経回路上、それを防御するようにシステムが変更されるのです。 だから、ただやるのではなく、言語のやりとり、予測を与えながら、反応を聞きながら、ものすごく慎重にゆっくりやっていきます。
ですので一般的なマッサージ、ストレッチ、可動域訓練などのように、何回も何回もしません。もちろん世界や身体の認識が進んでくれば、多少上げていきますが、例えば、馬鹿らしくて分からないですけど、何回すれば可動域が伸びるとか、何秒伸ばせば筋肉が弛緩するなんかの、研究、文献なんかはほとんど当てになりません。(多少必要)その時の様々な情報からやり方は判断しますから。
だから、動かすまでに相当な時間がかかります。長い時は2、30分かかる時もあるでしょう。
おっと、身体を触る前にしなければならない事がまだまだたくさんありました。
(全てはとても語れないですが、とりあえず痙性片麻痺の方で進めてみます)
その前に、まずは、障害側の身体を完全なリラックス状態に持っていきます。
元々僕らは、力を何も入れてない安静時の時も、身体を、特に骨を関節の受け皿に留めておかなければならないし、例えば、普通に立ってる時に、肩の力を完全に抜く事が出来てしまうなら、肩が脱臼してしまうし、また、座ってる時も、この場合は、身体、体幹の力を抜こうと思っても抜けないですよね?抜いたらふにゃふにゃになって床に倒れてしまいますからね。(危険をすでに予測しシステムが作られている)また立っている時に太ももの筋肉を急にゼロには出来ないでしょう。抜けばすごい勢いで尻もちついて危険なのは分かっているはずです
ですから、そのセキュリティをまず解かなきゃならないわけです
その奥底の緊張解く鍵は
『支えらているという感覚です』
圧感覚です
物理的に目で見て、『あー、身体ちゃんと地面(ベッド、机、台)に付いてるな』
じゃないですよ
その方が支えられてる
と、感じているかどうかですからね
細かいですが、分かってない専門家の方もいらっしゃると思いますんで説明しますが
感覚麻痺ですから、我々が外部から仰向けで寝てるのを見ても、自分と同じように『支えられている感』があると思ってはダメですよ
じゃあどうすれば良いか
まずはアプローチしたい箇所の身体をゆっくり床、台などに付けて、支えられている感を出させます。もちろん麻痺が強ければ、強いほど感じにくいので、分からなければ、ゆっくり圧をかけていく、それでも感じない場合、また痛みがある場合は、タオルなどを敷いて、より下からの支えられている感を出していく、ここはあの手この手を使っていきます。その時その時の閃きもあるので全部は挙げれません。人間を診る時は感性、閃きがもっとも大事です。その閃きは妥協なく勉強してないと閃きませんが。
支えられた感は、患者さんの言語記述、特に微妙な筋肉の緊張が落ちた時の感情なんかに注意を向けさせて差異を分別させると分かりやすいです
長くなりましたね
文章にするとこうも複雑だとは、、、(悩)
うまく伝わってるかな
質問はどんどんしてくださいね
あと、実際の一般的なリハビリの内容を、僕は個人的に言ってますが、実際どうなんだろう?
読者でリハビリを受けている人、こんな事やってるのか、やってないのか
コメントで教えてくれると嬉しいです
ほとんどがありきたりなリハビリやってると思ってるんですが、それも経験した10施設くらいですからね
偏見かもしれないし(笑)
協力願います