2002年6月、私は中国のとある街へ降り立った。当時は今のように道路もアスファルトではなく、砂利道であったり、舗装されていてもコンクリート舗装であったりと、到着したその日に帰りたくなったものだと、今でも思い起こされる。
スーツケース1つで乗り込み、何処へ住むかさえも決まっていない状況で、とりあえずホテルに滞在しながら、会社設立、家探しを並行して行う事となった。不動産屋で物件を紹介してもらうのに照会登録料なるものがあり、200元払い登録した。当時中国人の平均収入が1000元前後であったのに対し5分の1相当の金額だったのは今から考えるとボッタくられていたのかもしれない。なんだかんだで1ヶ月が過ぎ、なんとか住居も見つかった。ホテルとの決定的な違いはやはり風呂だろう。風呂といっても日本のようにバスタブがあるわけではなく、基本はシャワーである。そのシャワーもタンク付きの電気湯沸器。40リットル程の水をタンクに入れ、電気で温める。シャワーはそのタンクから自重で水が流れて来るだけなので、シャーーっというよりはチョロチョロという表現の方が相応しい。
毎日汗と埃にまみれているので(特に埃)、帰宅後のシャワーが気持ちよくないのは、衛生面でもメンタル面でも良くないので、24時間お湯使い放題の居住区へ引っ越す事にした。引越し先の部屋にはバスタブもあり、24時間ボイ ラー炊きの湯が使えたので、やっと生活も安定し、会社建設へ注力できる。
っと思ったのも束の間、新たな問題が発生!駐在開始3ヶ月にして公安局に捕まりそうになる事件が…