お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)/光文社
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経済評論家、公認会計士、中小企業診断士、ネットークエンジニア、
MBAなど多方面で活躍している勝間和代氏の著作です。
「金融リテラシー」の定義から始まり、日本人の「金融リテラシー」の
低さの原因とそれを向上させる方法について論じています。
金融商品別(株式、生命保険、不動産など)に投資対象としての
考察を述べ、具体的な投資のプランを例示しています。
・証券会社に口座を開く。
・TOPIXといったインデックスに連動する積立投資信託
(インデックスファンド)から始める。
・慣れてきたらリスクがややアップするアクティブファンドに挑戦する。
・リターンが安定してきたらETF,FXといった投資信託以外の商品にも
チャレンジする。
・金融資産構成のリバランスをする。
おおまかにはこういった流れになります。
日本人は損をすることを恐れるため、安全資産(普通預金、定期預金)
にお金を置くことで安心感を得ますが、同時にリスクを計算した上で
投資を行えば高い確率で得られるリターンを放棄している。
インフレで目減りすることを加味すれば安全資産頼りこそリスク
である。という論調です。
この際、投資(リスク、リターンを考慮すること)とそれ以外
(ギャンブル)の区別が出来ることが絶対条件です。
昔から日本人の美学としてお金について語る・真剣になることは
「浅ましい」というものがありました。現代にもそれは残っています。
教育も良い職業に就く・良い社会人になることに重点を置いていたと
記憶しています。
多くの日本人には労働収入という1つの財布しかありません。
労働だけにコミットして長時間労働になれば働く女性が出産育児を
両立することが難しくなり、男性も家事労働参加が疎かになる。
そこで、投資収入というもう1つの財布があれば
労働時間の短縮につながり少子化対策にもなる。
といった内容の著者の指摘にはなるほどと思いました。
著者の指摘する「金融リテラシー」には投資情報からコスト、
リスクを見抜き期待リターンを算出してポートフォリオを
構築する作業があります。
管理人もインデックスファンドを始めて4年程経ちますが、
なかなか奥の深い世界です。
お勤めの人はコツコツと勉強していくしかありません。