とても暑い夜に

冷やしすぎた部屋で寝転ぶ

微睡みに入る前に重ねた唇からは

当たり前の様に舌が出て

躊躇いもなく相手と絡み合う

繋がることを目的とした時間の中では

言葉は殆ど意味を成さなくなり

だから何も話さなくなる

終わればきっと喉が渇くし

体を拭くための紙や

それを処分する為のゴミ箱も

近くにあった方がいいんだけれど

始まりの時にそんな準備をしないからこそ

夢中になって求め合える

 肉と女は熱いうちに喰え

そんな左利の言葉を身に染み込ませ

二人で湿度を上げていく

とても暑い夜だったことを思い出すのは

再び体が冷やされた頃で

相手の体温で暖を取りながら

再び唇を重ねる

こんな繰り返しは

何度あったって構わないんだからと

気持ちよくなるために体を使う