僕だけの人になりたいと


離れないでいてほしいと


腕枕の中で微笑んだ君は


何とか聞きとれるくらいの


小さな声で呟いて


僕の首に唇を押しあてた


同じ言葉を車の中で聞いたとき


君は涙を堪えていて


僕は思わずキスをした


零れてきた涙ごと君を飲み込んで


強く長く抱きしめた


 僕のものだけにしてほしい


そんな歌の歌詞と歌が頭で回る


僕は君を大事に思っているし


離れる気持ちなんて微塵もない


というより


君の言葉は僕の感情そのままで


君が離れていく不安に


時々潰されそうになる


 いいとこ取り


人が言うこの関係性は


確かに楽な面もある


それでも日々大きくなる感情は


しばしば心からはみ出して


我を失いそうになる


激しく求め合って隙間を埋める


飲み込んだり中に受け入れたりと


欲してくれる分だけ


僕も君が欲しくなり


抱き合っていないと嫌なくらい


我儘に依存してしまう


こんなに好きになれる人が


目の前に現れるなんて思わなかった


いつか来る終わりは


僕が死ぬときでありますようにと


君を抱いた後にいつも願っている


僕のものだけにしてほしい


君を感じながら強く思う