心の器がいつ作られるのだろう?

物心ついた頃に出来上がって行くのだろうか?

そう仮定した時、幼少期にその器の原型が壊されてしまった子供はどのように育つだろうか?

粉々に砕け散らないまでも、ヒビだらけの器にオイルを満そうとすると他者からの愛と承認を得ることに注力するだろう。

すなわち「良い子」を演じていくことになる。
これは本人が望む、望まざる関係なく。

その子が生きていく上で必要なのだ。

そして、自分自身を見失う。

常に「良い子」を周囲にも自分にも求め、それが自分だと思いこむ。


この器を作るのに自分との約束を守ること。
と言われても、偽りの自分と乃約束を守って、なんになるのだろう?
そもそも、自分に約束なんてするのだろうか?

他人との約束すら、どうでもいいと思うのではないだろうか?


自分はそこまで酷くはないが、かなりな子供時代に器は壊れていた。

なので、人に対しては怒りが出たり、理解してくれる!
となれば、つきまとう。
当然、人間関係なんてうまくいかない。

そんなところから、自分自身を知る方向へとシフトして、やっと器を作ることをはじめたのだろう。

最初から普通に器が整い、順当に育ててきた人には到底器の大きさもなにも敵わない。


なので、親を自分もやってきたが、子供に対して、心の器を壊すようなことは、極力避けてあげてほしい。

しかし、子供の魂がその環境を望んでいた、とすればそれが正常なのだから仕方がない。

それは持ってきた魂次第ということになろうか。

どれも、それを選択してきた、という意味では正解なのだろう。