東京大空襲を皮切りに日本国中が火の海になる。

東京もあちらこちらと空襲に遭う訳で祖母の予感がが正しかったのかは兎も角、親戚を頼りに福島県いわき市へと疎開することになる。所有していた土地を二束三文で手放し大所帯での疎開先の受け入れは土蔵をあてがわれただそうだ。

そして終戦。母はそのままいわき市の中学校へ進学してその後いわき市では名高いいわき女子高へと進学する。しかし母は何故か受かった事に興味がなく東大へも進学させる学校で適当に勉強をしたそうだ。その先は就職と上京に夢を持っていた。

で、卒業後は府中市の自動車教習所に就職したとか聞いている。もともと東京生まれだけどお上りさん、しかし野心を持っていたという。

後に横須賀市に移住して仲間とおにぎり屋さんを始めている。これが受けた訳で資金も貯まり次に横須賀市の飲み屋街、若松町にスナックを仲間と共同経営を始める。順風満帆のスタートにこの後、とんでもない事が起きてしまう。

それは…次回へ。(出会い編)