安倍マリオ すごく良かったと思います。盛り上がりました
 
 長いと思っていた、リオ オリンピックが終わりました。 様々な懸念が取りざたされていましたが、大きなトラブルも(今のところは)無かったようですし、頑張った日本人選手の映像を見ると、思わず涙ぐんでしまうくらい感動したシーンが多くありました。

 さて、終わったばかりで恐縮なのですが、「今後のオリンピックに向け、どうやったらメダル数を増やすことができるのか?」 を(勝手に)考察してみました。

 先ず、データーです。
GDPは名目でIMFの2015データー上位20カ国に北朝鮮(2008データー)を加えています。



 初めは、至極単純に「GDPの大きな国 (裕福な国)は予算が使えるのでメダル数が多いのでは?」 と考えたのですが、上記のグラフを見ると、おおまかにはその傾向が伺えるものの例外も多々ある事が分かります。

 例えば、イギリスやドイツ、フランス、イタリア、オランダなどのヨーロッパの旧EC加盟国の一部やロシア、北朝鮮などはGDPの数値以上にメダルを獲得している事が分かります。

 逆にインドやメキシコ、インドネシア、サウジアラビアはGDPの割にはメダルの獲得数が少ない事が分かります。

 では、「スポーツ関連予算が多いとメダルも多いのか?」 と思い、相関を取ってみましたが、これもスポーツ関連予算が多いからと言ってメダルを多く獲得しているわけでは無い事が分かります。
(※予算はH23年文科省調べのもので古い、また、すべての国のデーターが無いので精度が低い事は考慮しなければなりませんが)

 ここまでで言えることは、
必ずしも国の経済規模とメダル数は直結しない。
同じく、予算をかければメダルが多く獲得できる事も証明できない。
です。

 となると、他に何か獲得メダル数と関係する要素があるのかも知れません。 もう少し考察を深めてみたいと思います。