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  •  出先で、「これを見て!」 と あるDVDを渡されました。
     それは、「そこまで言って委員会」という番組を録画したものでした。(これをくれた人は、チャイナや韓国についての内容を見て欲しかった様ですが・・・・)

     山本は 「国の借金というマネーモンスター(1000兆円)抱えながら、安倍総理が28兆1千憶円の経済政策を閣議決定したことを批判的に扱うこの節にびっくりしました。 あまりにも悪意にあふれている・・と言うか、とっぴょうしの無い・・と言うか、恣意的な内容だったので思わず、キーボードに向かってしまった次第です。


     どの様な内容かというと・・

    ここで辛坊氏は
    ① (税金で)50兆円しか金が入らないのだったら、50兆円でできる(政治を)やれ。

    ② 物価を安定的に2%ずつ上げると言う事は、毎年2%ずつお金の価値が下がると言う事。 結局、国民の金融資産から、毎年2%ずつ増税をせずに国に吸い上げられる。

    ・・・という、トンでもない主張を繰り広げていました。 「何がトンでもないのか?」 というと
    ①については、政府の経済政策による乗数効果を一切無視しています。財政規律だけを重視し、歳入以上の歳出は行うべきでは無いとの主張です。
    はっきり言いますが、 安倍総理は未来永劫 財政出動を続けるとは一言も言っていません。 財政出動によってデフレを脱却し、その後はGDPに対して無理のない財政運営を行えばよいだけなのです。

    ②については、全く理解ができません。 なぜ、物価が2%上がると国が増税せずに国民の金融資産を吸い上げることになるのでしょうか?
    物価の上昇は人件費の上昇であり、材料原価の上昇であり、労働力に対する付加価値の上昇ですので、= 「政府が国民の金融資産を吸い上げる」 なんてトンでもない理屈です。
    (ただし、継続的に毎年2%ずつ消費税を上げて物価を上昇させるというなら話しは別ですがww)

     また、長谷川 幸洋氏の 「国の借金 『1000兆円』 はウソ!!」 や、筆坂 秀世氏の 「 『政府』 の借金貸し手は 『国民』 」という極めてまっとうな主張の下りで辛坊氏は話しを遮り、「間違ってはいない」 といいながら別の話へのすり替えで、結果的に全否定します。 


     他の、出演者の主張にもツッコミどころは多々ありましたが、前述したゲストの発言を遮り、全否定する辛坊氏の番組内の影響力はひときわ大きく、悪質だと感じたのです。

     さて、辛坊氏のこれらの行動(奇行と言っても良いでしょう)によって誰が徳をするのでしょう?
     積極的な財政出動によるアベノミクスが間違っていて、日本の財政を救うとしたら財政規律の厳守(現状のコストカット=身を切る改革?)しかないという主張。 山本には大阪発の某政党の利益の為の主張にしか聞こえないのですがどうでしょう?

     その、某政党には今回の参議院選挙で経済政策に精通した方も新たに加入されています。 山本としては、良識のあるそれらの国会議員さんに改革ポピュリズムの党方針に一言 進言して頂きたいと願っております。