目覚めると2つのニュースが報じられていました。

 一つは

日本政府「薄氷決着」に安堵=歴史認識にしこり残る―世界遺産
時事通信 7月6日(月)0時20分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150706-00000002-jij-pol
〈一部抜粋〉 日韓の調整で最後までもめたのは、施設の一部で戦時中に朝鮮半島出身者の「強制労働」が行われたことを韓国が明確にしようとした点だ。5日の登録決定を受けた演説で、日本の佐藤地ユネスコ代表部大使は「日本が徴用政策を実施していたことについて理解できるような措置を講じる」と述べ、韓国側の主張に一定の配慮を示した。
 ただ、岸田外相は、佐藤氏の発言について「従来の日本政府の認識を述べたもので、財産・請求権の問題は完全かつ最終的に解決済みとの立場だ」との談話を発表。元徴用工の請求権の問題を韓国が蒸し返さないようくぎを刺すことを忘れなかった。

 結局、韓国がユネスコを利用して「金取ろう」+「日本を譲歩させた」 という国民向けのアピールに利用し、パク大統領が自らの保身に利用したのです。

また、


<ギリシャ>チプラス首相が勝利宣言 反対派、大きく上回る
毎日新聞 7月6日(月)6時32分配信
 〈一部抜粋〉   結果を受け、EUのトゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)は5日、7日にユーロ圏首脳会議を開くことを明らかにした。ユーロ圏首脳は、ギリシャの銀行が閉鎖され、社会不安や経済混乱が深まることを懸念しており、早期にギリシャとの妥協案を探る構えだ。

 こちらも、一見耳障りの良い「国民投票」というポピュリズムを利用し、EUとの交渉難航の責任を国民に押しつけ、チプラス首相が自らの保身に利用しているのです。

 おこっている現象自体は、全く異なる問題ですが、この2つに共通しているのは、
耳障りの良い 『国民の意思を尊重する』という民主主義の衣をかぶったポピュリズム を権力者が利用している」
 点です。

 今時点、両国の国民はさぞかし気分が良いことでしょう。

 しかし、世界は甘くない。

 今回の自己満足のツケの代償は、近いうちに支払わ無ければならなくなるでしょう。

 そして、そのツケに掛かる金利は決して安くないことを知らしめなくてはいけません。