昨日行われた予讃特別委員会において、補正予算案が提案されたものの中で、宮島における、フリー Wi-Fi 施設の2箇所増設(赤丸の箇所)するという予算案がありました。



 本年度、宮島フェリーターミナル(宮島側)へは2箇所の設置が決まっていた(青丸の箇所)ものの、島内の光通信回線の整備が早まったことから、もう2箇所追加することになったのです。

しかし、上図を見れば分かるように圧倒的にアクセスポイントが少ない!


・・・なので、さらに2箇所程度を増額修正しようと関係各所と協議を重ねたのですが・・・。


 断念しました。

 物理的な理由が大きいのですが、宮島島内は新しくアンテナなどの設備を設置するには規制が多く、困難なこと、島内での光り回線整備が不十分なことが上げられます。
(包ヶ浦自然公園のキャンプ場には「必須」だと思いますが、設置できないのは回線未整備・・整備してもほぼ専用回線になるのでPAY出来ないから)

 つまり、予算的な理由ではなく、物理的な制約が大きすぎて、仮に予算があったとしても、簡単に設備をおけない・・と言う事です。

 しかし、手をこまねいていてはいけません。

宮島水族館は間の予算で設置を検討し、商店街はケーブルテレビ用の回線を共用するプランなどで、点をつなげて線としてフリー Wi-Fi を使用出来るように調整中です。

 それでも、先ほどの包ヶ浦自然公園や弥山山頂などへの設置には課題が残りますが・・・。

 予算の増額修正は廿日市市ではまだ、先例が無く、担当職員も意外だったようですが、要は 「税金を正しく使う!」 つまりこの場合は、「おもてなしを高めると言う市の政策と観光客の満足度を高め、結果的に市民の利益につながる」 ことに整合がとれるのであれば、使うべきものは使うべきだと思うのです。

 税収が270億程度の市が130億円の借金をして、市長選挙の直前に強引に進める工業団地造成計画とは訳が違うのです。