統一選が終わりましたが、もう一つ、住民投票が(昨日)告示されました。
 ご存じ 「大阪都構想」 の賛否を問う住民投票です。




 この事は、大阪府・市民だけの問題の様に思いますが、はたしてそうでしょうか?
 私は、以前、維新の党 広島の候補の方から 「政令市広島も2重権力構造を解消して節約が出来る。」 と聞いたことがあります。 なのでググってみると、 維新の党 広島県総支部 HP(統一地方選マニフェスト)にありました。 http://hiroshima-ishin.jp/seisaku.html

2、統治機構を変える
 ・道州制を目指す
 ・基礎自治体を再編・強化し中核市・特別区並みの自治権限と財源付与
 (行政組織は統合するが、現在のコミュニティは地域自治区として保守)
 ・府県と大都市の二重行政を排し、大都市経営の制度は多様に
 (都構想、特別自治市等)

とあります。政令市に言及はしていませんが、広島で「府県と大都市の二重行政」とは政令市を指すはずですし、この事は、「政令市広島を解体・分解し、基礎自治体を再編する事で効率の良い都市経営をめざす」 と言い換えられると思います。

 だとすると、私、山本は 「都構想には賛成!」です。
 何故ならば、山本は広島市民ではなく、一般市である廿日市市の市民(議員)だからです。


 廿日市市の市民(議員)としては、
①広島市の権限を剥奪し、再編した県内(州内)の基礎自治体に分散。
 (廿日市市の権限が広がる)
②権限=予算なので、当然 予算も分散。
 
(廿日市市の自由に使える予算が増える。)
③佐伯区などを吸収し、戦略的なまちづくりを提案できる。
(現広島市の都市計画マスタープランでは佐伯区はさほど、重要に扱われていないので)


などの理由を上げる事ができるからです。


 山本が、広島市に限らず、「維新の党の政令市候補者の方々は、奇特な人たちだなぁ~。」 と思うのは、普通は 現在持っている権限をもっと強めて、自治体間競争を有利に進めようとするのが普通だと思うのに、そうでは無く、今持っている力を県内(州内)自治体に分け与えようとしているから。

 まるでマザーテレサの様な人たちだとさえ感じます。

 ただし、こう言った自治体再編が行われても、その効果額の試算がされていないことと、東京圏への人口一極集中に対する解決策が抱き合わせで進められていないことには、我々一般市の市民にも どの程度のメリットがあるのかは断言することは(今のところ)出来ませんね。