~前略



模試の自己採点を終えて俺達は息苦しい教室を飛び出し街へと繰り出した



その目的はただ一つ



お昼ご飯を食べるために



俺達は足早に野球を目指した



きっと開いているだろうことを信じて



しかし現実はあまりにも残酷すぎた



野球が閉まっていたのだ



俺達は落胆した



だが決して希望を捨てたわけではなかった



そう
お昼ご飯を食べるという希望を



~中略



紆余曲折を経て俺達はようやくありつけた



そう
お昼ご飯に



そしてその時食べた鶏カツ丼の味は俺達の心を魅了しこれからも魅了し続けるだろう



地下で食べたからというのもあるかもしれないが
やはり最初の一口目に俺達の舌が知覚したあの味は
得も言われぬものがあったということを言わざるを得ないだろう



それを完食した後
俺達はそれぞれの志を胸に
おのおのの目指す道へと向かった



そして別れを告げてべつべつの道を歩み始めた



そう



誰も知ることのない明日へと…